日本最大の上場ビットコイン保有企業であるMetaplanet Inc.は、同社のBTC資産戦略を強化するため、国内の巨大な債券市場に照準を合わせています。18,113ビットコインを保有する同社は、2027年までに210,000BTCを蓄積するという大胆な目標を掲げ、新規取得資金を調達するための永久優先株(Prefs)発行計画を発表しました。
今年これまでに、Metaplanetは株式販売を通じて2,424億円(17億ドル)を調達し、その収益を直接ビットコイン購入に充てています。この積極的な蓄積は功を奏し、2025年1月以降、希薄化後1株当たりのビットコイン保有量を468%増加させました。現在、同社は9月1日の臨時株主総会で、新たな普通株式と永久優先株式の創設を承認するよう株主に求めています。
この戦略の中核となるのが「Metaplanet Prefs」です。承認されれば、同社は棚卸登録の下、2年間で最大5,550億円(39億ドル)の永久優先株を展開する予定です。経営陣は、Prefsが従来の負債のような借り換えの悩みなしに永続的な資本をもたらすと強調しています。「日本の数兆ドル規模の債券市場がMetaplanetのビットコイン蓄積のロケット燃料として機能することが我々の目標です」とプレゼンテーションは述べ、国内初のビットコインを裏付けとする利回り曲線の構築を視野に入れています。
Metaplanetのスライドプレゼンテーション。
Prefsの収益のほとんどはさらなるビットコイン取得に向けられる予定です。この計画は、ビットコインの長期的な価値上昇と優先株の配当率の差を活用することで、普通株主の価値を高めるよう設計されています。「永久優先株では、配当額を短期から中期の金利動向に合わせて柔軟に調整し、価格の安定化を図ることができます」と同社は述べ、この金融商品の適応性を強調しています。
Metaplanetは、このアプローチにより日本の資本市場を再構築する上で独自の優位性を得られると主張しています。この戦略は、日本の膨大な家計資産(14.9兆ドル)と歴史的に低い国債利回りに依存しており、安全策としてビットコインNAVの25%を発行上限としています。
それでも、この野心は株主の支持と市場環境の後押しにかかっています。同社は、210,000BTCという高い目標を達成する上での主要なリスクとして、ビットコインの価格変動と規制上の障壁を指摘しています。


