イランと米国は2週間の停戦に合意し、近年の中東で最も危険な軍事衝突のひとつが一時停止した。パキスタンのシャリフ首相が両国に直接自制を促し、この合意を仲介した。
この脆弱な休戦合意では、ほぼすべての核心的な争点が未解決であり、地域での戦闘も依然として報告されている。
A. トランプ米大統領は、パキスタンのシャリフ首相およびムニル陸軍参謀長との会談が決定打となったと述べた。シャリフ首相は公開の場で、期限をさらに2週間延長するよう米側に求めると同時に、イランに対してホルムズ海峡の開放を要請した。トランプ米大統領は、米軍の軍事目的はすでに達成され、さらに上回ったと発言している。
A. イラン国家安全保障最高評議会は受け入れを認めつつも、厳しい警告を発した。「我々の手は引き金の上にあるままだ」と声明で強調。イラン側は今回の停戦が戦争の終結を意味しないとも述べている。
A. イラン外相によれば、今後2週間は軍の調整のもと船舶が海峡を通過可能。しかし、以前は存在しなかった「技術的制限」と呼ばれる条件がイラン側により課された。通常時、世界の石油供給の約5分の1がこの海峡を通過している。
A. イラン国家安全保障最高評議会は、準国営のメフル通信社を通じて10項目の全面計画を公表した。内容は単なる停戦合意にとどまらず、米・イラン関係の大規模な再編を要求している。主な10項目は下記の通り。
ホワイトハウスは、トランプ米大統領がこの計画を「実現可能」と表現した真意を明らかにしていない。
A. 停戦発表直後、イスラエルおよびアラブ首長国連邦でミサイル警報が鳴った。イラン革命防衛隊の指揮官らは衝突当初から独自に行動しており、合意遵守は不透明である。過去にも宣言後に土壇場で攻撃が行われた例がある。
A. トランプ米大統領の発表を受け、米国産原油先物は18%下落し、1バレルあたり約92.60ドルに。S&P500先物は2.4%上昇となり、投資家は緊張緩和を好感。ただし、原油価格は依然として戦前の水準、70ドル近辺を大きく上回っている。
A. 今週金曜日からイスラマバードで米・イラン代表団の協議が予定されている。イランが要求する米軍の地域撤退は湾岸アラブ諸国にとって大きな懸念事項。革命防衛隊が停戦を順守するか、イランの条件がワシントンに受け入れられるかは全く不透明。


