特殊な樹脂(グルースティック)を溶かして、工作や手芸に使用する「グルーガン」。接着に使うのはもちろん電子工作の絶縁やアクセサリーの装飾作りなど、さまざまな使い方ができます。しかし、ダイソーや白光など多くのメーカーから販売されており、どれを選んだらよいのか迷いますよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のグルーガン9商品を集め、4個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのグルーガンをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなグルーガンは「液ダレしにくいうえにパッと使えて、付加機能が充実していて使いやすいグルーガン」。徹底検証してわかったグルーガンの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
今回は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のグルーガン9商品をすべて集め、検証を実施。どれが最も優れた商品かを決定しました。なお、マイベストでは長く使い続けられる使いやすさがあり、予熱時間が長い・液ダレするなどのストレスが少なく、利便性を向上させる機能を搭載した商品を優れたグルーガンと定義しています。検証項目は以下の4項目としました。検証①:液ダレのしにくさ検証②:予熱時間の短さ検証③:使いやすさ検証④:付加機能の豊富さ
おすすめスコア:4.83(2026/01/21時点)
最安価格:1,680円(2026/01/21時点)
どんな人でも満足できる使いやすさで、どのポイントも死角なし
Anestyの「グルーガン」は、50Wの最大消費電力で予熱時間を短縮できると謳っているコード式のグルーガン。加えて、内部に液だれ防止設計を施していることが特徴です。今回の検証では予熱を1分45秒で完了させることができ、謳い文句どおりスピーディに予熱を完了できました。また、予熱中・使用中ともに液ダレはゼロ。知らないうちに机に垂れたグルーで作品が汚れたり、服が汚れたりする可能性は低いといえるでしょう。また、本体のサイズ感がほどよく使いやすさも良好。手が小さい人でもトリガーを自然に持つことができ、軽い力でグルーを出せました。グルーを出し終わったあとのキレもよく、繊細さが必要な作業でもグルーの出す量を思いどおりに調節できます。付加機能は、予熱完了ランプがなかったものの通電ランプと電源スイッチを搭載。ノズルが熱いかひと目でわかるうえ、手元のスイッチによって電源をワンタッチで切り替えられます。これからハンドメイドを本格的にはじめたい人はもちろん、初心者・子どもにもおすすめできるベストバイ・グルーガンです。
おすすめスコア:4.73(2026/01/21時点)
最安価格:1,426円(2026/01/21時点)
液ダレせずに使えて、グルーの出し終わりのキレも良好
藤原産業の「SK11 ピタガン EX」は、本体をそのまま机に置けることが特徴のグルーガン。ノズルが机に対して平行になるので液ダレを軽減できると謳っています。今回の検証では予熱時間が2分11秒と比較的早く、待ち時間にそれほどストレスは感じない印象でした。また、謳い文句のとおり予熱中・使用中ともに液ダレはなし。ややノズルからグルーが出ていたものの机に垂れることはなかったため、服や作品がグルーで汚れる心配は少ないでしょう。使いやすさの検証では、本体が軽量なうえ持ち手部分が細く、握ったときのフィット感が良好。グルーが出る量もトリガーの引き具合にしっかりと連動していたため、思いどおりにグルーを出せました。長時間繊細な作業を行うときでも、安定感のある使い心地が得られるといえます。付加機能は、予熱ランプや通電ランプがついていなかったものの電源スイッチを搭載。電源のON・OFFを手元のスイッチで切り替えられるため、作業を一時中断して席を離れるときでもコンセントまで移動する手間がかかりません。
おすすめスコア:4.59(2026/01/21時点)
最安価格:1,016円(2026/01/21時点)
コンパクトで持ちやすさは上々。初心者でも扱いやすい
高儀の「EARTH MAN コードレスグルーガン」は、コードを取り外しても予熱完了後であれば約2分間コードレスで使用できると謳っている、コード式のグルーガンです。今回の検証では、予熱が完了するまでにかかった時間が2分38秒と少々長かったものの、予熱中・使用中ともに液ダレせずに使えた点が好印象でした。ノズルの先端から多少グルーが出てきてはいるものの机に垂れることはなかったので、作業場所が汚れる心配は少ないといえるでしょう。使いやすさの検証では、グルーを押し出す際に力がかかったもののコンパクトな形状により手が小さい人でも握ったときのフィット感が良好。ノズル温度が低くやや硬化が早い印象はあったものの、粘度が高いので初心者でも接着しやすい印象でした。付加機能はスタンドを搭載しているのみで単機能。ただし、コードが本体から取り外せるため、電源を切る際にコンセントの位置まで移動する必要がない点は、手間が省けて便利でした。
おすすめスコア:4.51(2026/01/21時点)
最安価格:2,370円(2026/01/21時点)
やや重いが、トリガーを引きやすく安定感がある
白光の「MELTER 805」は、ノズル温度が170℃になる高温タイプのグルーガン。試し出しやノズルのグルーを拭い取るのに使えるクリーニングシートが付属しています。今回の検証では、予熱中も使用中もグルーが垂れず液ダレの心配がなかった点が好印象でした。トリガーの引き具合にあわせてしっかりとグルーが出る量を調節できたので、繊細さが必要な作業にも十分対応できるといえるでしょう。やや本体が重く、長時間使っていると手が疲れやすい印象があったものの、トリガーを握ったときのフィット感と操作性は良好。ただし、予熱時間が2分46秒と少々長いため、予熱中にほかの作業を進めたり準備をしたりするなど工夫するとよいでしょう。付加機能はスタンドを搭載しているのみで、予熱完了ランプ・通電ランプなどはありません。電源スイッチもないため、コードを抜き挿しして電源を切り替えるのに手間がかかりやすいといえます。
おすすめスコア:4.35(2026/01/21時点)
最安価格:2,825円(2026/01/21時点)
予熱時間が短く使い勝手はよいが、液ダレしやすい
DCMホールディングスの「充電式グルーガン」は、ノズル温度が最大130℃のバッテリー式グルーガン。一定時間トリガーを引かないと電源がオートでOFFになる機能を搭載しています。今回の検証では、グルーを出してから約46秒後に液ダレしたため、机に垂れたグルーで作品が汚れないよう注意して使う必要がありました。一方で予熱時間が1分25秒と短く、予熱の完了を待つまでのストレスは少ない印象です。本体は、持ったときにほどよいゆとりがあるサイズ感です。トリガーを握ったときのフィット感もあるため、安定して作業できるといえるでしょう。またグルーが少しずつ出せるので、狭い部分や細かい作業で使いやすい印象です。電源スイッチを搭載しており、作業を一旦止めて休憩するときでも手軽に電源を切れます。予熱完了ランプや通電ランプはついていないため、グルーガンの状態がわかりづらい場合があるでしょう。
おすすめスコア:4.24(2026/01/21時点)
最安価格:2,200円(2026/01/21時点)
予熱の待ち時間を大幅に削減。ただし、使い方にクセがある
ボッシュの「コードレスグルーペン Gluey」は、給電方法に単三電池を採用したペン型のグルーガン。カラーやラメ入りの専用のグルーチップ(グルースティック)を別途販売しており、スマホカバーやプレゼントのデコレーションなどに使いやすいことが特徴です。今回の検証で特筆すべきは予熱時間の短さ。1分6秒と最短の予熱時間で、急に使いたくなったときでも素早く起動してスムーズに作業を開始できます。一方で予熱中は液ダレしなかったものの、グルーを出してから約2分後に液ダレしたため、作業場所は少し汚れやすい印象です。使いやすさの検証では、押し出しボタンをスライドさせてグルーを出す方法にやりづらさを感じました。スライドする力加減が難しいので、グルーの出る量が調節しづらい印象です。とくに、トリガーを引いて操作する方法に慣れている人は違和感を覚えやすい場合があります。付加機能は、予熱完了ランプや通電ランプといった、あると便利な機能を搭載。ただし、スタンドがないため本体が机の上で転がりやすい点に注意しましょう。
おすすめスコア:4.14(2026/01/21時点)
最安価格:2,299円(2026/01/21時点)
大型でトリガーが引きづらい。予熱時間も長め
兵庫県に本社を置く明生国際の「JOER ホットメルトグルーガン」。検証した商品のなかで唯一、消費電力を60W・100Wの2段階に切り替えて、ノズル温度を変更できる高温タイプのグルーガンです。今回の検証では、予熱中も作業中もグルーが垂れてくることがなかった点は好印象でした。一方で、本体のサイズが大きく重量感もあり、握り心地のフィット感に欠ける傾向がありました。また、グルーの粘度が低く、立体物を接着するにはグルーが硬化するまで手で固定する必要があるでしょう。予熱時間は5分6秒と最長。消費電力を60Wに切り替えても予熱時間が短くならなかったことから、待ち時間が長い点に注意が必要です。付加機能はノズル温度の切り替え機能のほかに、通電ランプを搭載しています。ノズルが高温になっていることがひと目でわかるので、安全面に配慮しやすいでしょう。
おすすめスコア:4.13(2026/01/21時点)
最安価格:330円(2026/01/21時点)
価格の低さは魅力だが、液ダレするうえ握りづらい
全国に100円ショップを展開している、キャンドゥの「グルーガン グルースティック2本付」。ノズルの最高温度は180℃と高温ですが、グルースティックは低温タイプ用のものを使用します。今回の検証では予熱中に液ダレはしなかったものの、一度グルーを出すとその約1分後にグルーが垂れてきました。断続的に作業していると、気づかないうちに机の上にグルーが垂れている場合があるため、置き場所に注意しましょう。その一方で、予熱が完了するまでの時間は1分52秒と比較的短く、使えるまで待っている間にそれほどストレスは感じませんでした。ただし、予熱完了ランプや通電ランプがないため、グルーガンの状態がわかりづらい場合があります。使いやすさの検証では、本体が軽量なため手に負担がかかりませんでした。ただし、持ち手が狭いので握ったときのフィット感に欠けてしまい、トリガーの操作に集中できない印象。とくに手が大きい人は持ちづらさを感じやすいといえます。
おすすめスコア:4.11(2026/01/21時点)
最安価格:995円(2026/01/21時点)
グルーの出し終わりのキレが悪く、細かい作業はしづらい
はんだ付け関連のメーカーである太洋電機産業の「goot ホビー用ホットボンド トリガー付」。ヒーターへの過電流を防ぐ「安全ヒューズ」を内蔵していることが特徴のコード式グルーガンです。今回の検証では予熱が完了するまでの時間が2分6秒と、それほどストレスがかかる長さではありませんでした。その一方で、グルーを出してから約1分半後にグルーが垂れてきてしまい、断続的に作業する際は液ダレに注意が必要です。またグルーのキレが悪く出し終わりに糸を引きやすいため、繊細な作業をするにはコツがいります。本体が軽量でコードの長さも1.5mあるため小回りが利いたものの、本体の形状が直線的なため持ったときのフィット感がやや欠けると感じました。付加機能はスタンドのみと単機能。電源スイッチがないため、電源のON・OFFはコードの抜き挿しが必要です。また予熱完了ランプ・通電ランプもないため、グルーガンの状態がわかりづらいと感じました。
監修者:川野彩美(DIYクリエイター)
ガイド:伊藤あずさ(DIYアドバイザー/元ホームセンター店員/マイベストDIY担当)
※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。


