この記事の要点
まずはスイ(Sui/SUI)を詳しく
レイヤー1ブロックチェーンのスイ(Sui/SUI)を開発・支援するSui Foundation(スイ財団)は2026年3月4日に、Suiネットワークネイティブの新たな米ドル連動型ステーブルコインである「Sui Dollar(USDsui)」がメインネットで正式にローンチされたことを発表しました。
この新しいステーブルコインは、決済大手Stripe(ストライプ)の傘下企業である「Bridge」によって発行されます。2025年11月に初めて発表されたこのプロジェクトは、Suiエコシステムにスケーラブルな金融とグローバル決済のための「真のインターネットネイティブなドル」をもたらすものとして注目を集めていました。
今回の発表では、このステーブルコインがSuiのメインネットで正式に公開されたことが報告されています。
USDsuiは、Bridge社の「Open Issuance」と呼ばれるプラットフォームを使用して構築されており、初日からエンタープライズグレードのインフラを備えているとされています。このプラットフォームにより、厳格なコンプライアンス要件を満たしながら、高速な決済と予測可能なコストを実現しています。
USDsuiはローンチ時点でSui上の主要なウォレット、分散型金融(DeFi)プロトコル、アプリケーションですぐに利用可能で、Bridgeが発行する他のステーブルコインとの相互運用性も確保されています。
USDsuiの主な対応アプリケーションとしては以下のようなものが挙げられます。
Suiの開発を主導するMysten Labsの共同創設者兼CPOであるAdeniyi Abiodun氏は「Sui Dollarのローンチは、Suiの決済の旅の始まりを示している」と述べています。
元々Meta(旧Facebook)のDiem(旧Libra)プロジェクトのコアチームによって開発されたブロックチェーンである「Sui」は、当初から既存のブロックチェーン決済インフラの制約を解決するために設計されているため、USDsuiはそのビジョンを具現化する重要なピースになると注目されています。
Suiネットワークは、決済および金融インフラとしての利用が急速に拡大しています。2026年1月だけでも、Suiネットワーク上のステーブルコイン転送量は1,110億ドル(約17兆4,000億円)を超えました。これは「メッセージを送るように自由にお金を動かす」というSuiの設計思想が、実際のユースケースとして定着しつつあることを示しています。
また、機関投資家による採用も進んでおり、2025年後半から2026年初頭にかけては「Bitwise、Grayscale、VanEck、Franklin Templeton」といった大手運用会社がSui関連の投資商品やETF(上場投資信託)を相次いでローンチまたは申請しています。
RobinhoodやCircleといった主要プラットフォームもSuiを統合しているため、今回の「USDsui」のローンチは、機関投資家と一般ユーザーの双方にとって、より安全でプログラム可能な金融レールを提供するものになると予想されます。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=156.85円)
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source:Sui Foundation発表
サムネイル:AIによる生成画像


