木くずや鉄粉といった粉塵をきれいに掃除・捕集したいときに便利な集塵機。マキタやリョービをはじめとするメーカーから、さまざまな商品が販売されています。しかし、DIY用のものや家庭用の小型のものなど幅広い商品が展開されているうえに、静音性能を謳う集塵機や強力な集塵機もあるので、どれを選べばよいのか迷う人も多いでしょう。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気の集塵機11商品を集め、4個のポイントで比較して徹底検証。おすすめの集塵機をランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストな集塵機は「吸引力が高くお手入れがしやすいうえに、どこでも使いやすい集塵機」。徹底検証してわかった集塵機の本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
マイベストではベストな集塵機を「吸引力が高くお手入れがしやすいうえに、どこでも使いやすい集塵機」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位の集塵機11商品を集め、以下の4つのポイントで徹底検証しました。検証①:吸引力の高さ検証②:使いやすさ検証③:手入れのしやすさ検証④:音の静かさ
おすすめスコア:4.76(2026/01/05時点)
最安価格:21,800円(2026/01/05時点)
手入れがしやすく、1つのヘッドで乾湿どちらも効率的に吸引
国内の大手総合電動工具メーカーのマキタが販売する「集じん機」。集塵容量は8Lと小型サイズですが300Wの吸込仕事率で、ノズル・パイプを本体に収納できるパイプホルダを搭載していることが特徴です。今回の検証では、キャスター・角度調整・水切りなど、必要な要素が集約されたヘッドが高評価に。ゴミの種類を問わずにすんなりと吸い込むことができ、電動工具に接続して木くずもある程度吸引できました。また、使い勝手にも考慮されており、電動工具に接続した際に取り回しのよい2.5mのホースが好印象。ノズルが自立することに加えて、コードを本体に収納できるため片付けもしやすいといえるでしょう。水を大量に吸引する場合は、水用フィルターへの付け替えが必要な点がやや手間でした。しかし、市販のビニール袋の取り付けができるうえ、フィルターの水洗いに対応しているのでメンテナンスはしやすいといえます。78.2dBの騒音レベルで静音とはいえない音の大きさでしたが、ほかの商品と比較すると稼動音は落ち着いている印象でした。電動工具と接続した際の吸引だけでなく、床掃除にもしっかりと対応できる吸引力と使いやすさをあわせ持った集塵機です。
おすすめスコア:4.55(2026/01/08時点)
最安価格:6,435円(2026/01/08時点)
使用中だけでなく準備・片付けも手軽。痒い所に手が届く商品
新潟県に本社を置き、輸入商材や園芸金物の販売を行うパオックの「プラスチックタンクバキュームクリーナー 15L」。付属品を本体のポケットに収納できるコンパクトさが特徴です。ゴミの種類に応じて3種類のヘッドを使い分けられ、吸引力は乾湿どちらのゴミもほとんど吸い残しがありませんでした。また、電動工具に接続してもある程度の集塵力は発揮できた印象です。使いやすさの点では、本体・ヘッドともにキャスターがついており、スムーズに移動できました。また、ノズルが自立するため収納もしやすいといえるでしょう。電動工具に接続して使うには、ややホースが短い印象でしたが、コードを本体に収納でき使いやすさは十分考慮されています。ゴミの溜め方は、フィルターは乾湿両用であるものの、ビニール袋を取り付けられなかったため評価が伸び悩みました。一方、音の静かさについては、80.8dBの騒音レベルを計測。静音とはいえませんが、昼間の使用であればそれほど気にする必要はないでしょう。
おすすめスコア:4.35(2026/01/08時点)
最安価格:12,890円(2026/01/08時点)
控えめな稼動音に加え、水洗い可能・乾湿両用のフィルターが魅力
ドイツの老舗メーカーであるボッシュの「BOSCH マルチクリーナー」。乾いたゴミと濡れたゴミを清掃できる床用ノズルが付属しています。付属のノズルアダプターを使用すれば、ボッシュの電動工具全機種と接続できる点も特徴です。今回の検証では、乾いたゴミ・濡れたゴミどちらに対しても、高い吸引力を発揮できました。また電動工具に接続しても、ある程度の吸引はできていた印象です。使いやすさについては、本体・ヘッドともにキャスターがついており、移動がスムーズだった点が好印象。ホースの長さが約2mあり、電動工具と接続してもわずらわしさは感じないでしょう。また、コード・ホースを本体に収納できるうえ、ノズルが自立できるので片付けやすさも良好といえます。手入れのしやすさに関しては、ビニール袋の取り付けはできなかったものの、フィルターが水洗いできる点は好印象。また、乾湿両用なので吸引するゴミの種類によってフィルターを付け替える必要はありません。音の静かさの検証では、75.8dBと検証商品のなかでは比較的静かな騒音レベルを記録。静音とはいえない音の大きさだったものの、比較的落ち着いた稼動音でした。吸引力が高くフィルターの手入れも簡単。ボッシュの電動工具をすでに持っているなら、第一候補となりうる集塵機です。
おすすめスコア:4.2(2026/01/08時点)
最安価格:8,690円(2026/01/08時点)
ヘッドの操作性は少し欠けるが、濡れたゴミの吸い残しが少ない
電動工具メーカーのRYOBI(リョービ)の事業を引き継いだ、京セラインダストリアルツールズの「集じん機」。タンクを開けずに排水できるドレンを搭載している、吸込仕事率が160Wの集塵機です。今回の吸引力の高さの検証では、泥水は汚れを広げることなく吸い込めたものの、玄関マットの砂の吸い込みが悪く、完全に砂を吸い取るには複数回ヘッドを動かす必要がありました。電動工具に接続すると木くずはある程度吸引できたことから、ヘッドの性能に課題が残るといえるでしょう。使いやすさの面では、ヘッドにキャスターがついていないうえ、角度調整もできなかったためヘッドを思い通りに動かしにくいと感じました。その一方でホースの長さが約1.8mあり、電動工具に接続しても取り回しには苦労しない印象。ノズルを自立させられるので、収納のしづらさを感じる可能性は少ないでしょう。手入れのしやすさに関しては、ビニール袋に対応していた点は粉塵の処分がしやすく好印象でした。一方でフィルターが水洗いできず、ゴミの種類によって付け替えが必要だったため、フィルター掃除の手間がかかりやすいといえます。音の静かさの検証では騒音レベルが76.7dBと、検証した商品のなかでは比較的稼動音が抑えられている印象でした。昼間であれば、稼動音の大きさをそこまで気にする必要はないでしょう。
おすすめスコア:4.17(2026/01/08時点)
最安価格:9,220円(2026/01/08時点)
吸引力は高いが、ゴミの種類によってフィルター交換が必要
ポップリベット・ファスナーが販売しているグローバルブランドの「STANLEY 乾湿両用バキュームクリーナー」は、ハンドル部分に電源コードを巻き付けて収納が可能。倒れにくい低重心設計を特徴として謳っています。吸引力の高さの検証では、泥水を吸引した際にやや汚れが広がったものの、乾いたゴミも濡れたゴミもあまり吸い残しがありませんでした。また、電動工具に接続しても、木くずはある程度吸引できた印象です。使いやすさの面では、水切りがついたヘッドを使えば、泥水の汚れ・水分を逃しにくかった点は好印象。しかし、キャスターがついていないため、ヘッドの動きをコントロールしづらい場面がありました。また、ノズルが自立しないため、収納場所には配慮が必要です。フィルターが水洗いできる点はメンテナンスがしやすいと感じました。一方で、乾いたゴミは紙パックに溜める必要があるため、ややコストがかかりやすいでしょう。また、吸うゴミの種類によってフィルターの付け替えが必要なので、手間がかかる印象です。音の静かさの検証では、騒音レベルが81.7dBと比較的大きめの稼動音だったため、夜間の使用は避けたほうがよいでしょう。
おすすめスコア:4.17(2026/01/08時点)
最安価格:9,980円(2026/01/08時点)
玄関マットの掃除はいまひとつだが、液体の吸引力に優れる
家庭用や業務用の清掃・洗浄機械を販売している、ケルヒャーの「乾湿両用バキュームクリーナー」。ブラシキットや電動工具用ホースキット、車内クリーニングキットなど、アタッチメント(別途オプション)の豊富さが特徴です。今回の検証では、玄関マットの砂の場合、一度に吸引できる範囲が狭くやや効率性に欠ける印象はあったものの、泥水は汚れを広げることなく吸引できました。また、電動工具に接続すれば、木くずもある程度は吸引できた印象です。使いやすさの面では、本体・ヘッドにキャスターがついているため移動はラクラク。ただし、ヘッドの角度調整ができず床と密着させづらかった点や、本体にノズルを収納するには分解が必要だった点に少々わずらわしさを感じました。手入れの際にフィルターの水洗いはできたものの、ゴミの種類によってフィルターの付け替えが必要なうえ、ビニール袋を取り付けられなかったため評価が伸び悩みました。専用の紙パックを購入する必要があるので、ランニングコストもかかりやすいといえるでしょう。音の静かさの検証では、79.4dBの騒音レベルを記録し、稼動音は静音とはいえない印象。使用する時間帯は夜間を避けるなどの配慮が必要です。
おすすめスコア:4.14(2025/12/29時点)
最安価格:17,694円(2025/12/29時点)
吸引力はやや劣るが、集合住宅でも使いやすい静かな稼動音
ボッシュが2022年8月に発売した「コードレスクリーナー」は、18VのDIY用バッテリーを採用したコードレスタイプの集塵機。モードを切り替えることができ、2.5Ahのバッテリーを使用するとエコモードの場合、15分間連続して使用できると謳っています。今回の検証で特筆すべきは音の静かさ。騒音レベルが69.5dBと検証した商品のなかで最も静かでした。スティッククリーナーと同程度の音の大きさなので、集合住宅でも迷惑がかかりづらいといえるでしょう。使いやすさの検証では、取り回しがよい約1.8mのホースが付属していることに加え、本体にキャスターがついていることで楽に移動できました。またノズルを自立させられるため、パーツを分解しなくても場所を取らずに収納できるといえるでしょう。その一方で、玄関マットの砂の吸い残しが多く、吸引力はやや物足りない印象。ただし、泥水はヘッドについているブラシと水切りによって、汚れを広げることなく吸引できました。また、電動工具に接続しても木屑は集塵できていたことから、凹凸の少ない場所であれば十分役に立つといえます。専用の紙パックがあるため直接ビニール袋を取り付けられず、ゴミを処分する際に木屑が舞いやすい印象でした。フィルターは水洗いができなかったものの乾湿両方のゴミに対応。吸うゴミの種類によってフィルターを付け替える手間がない点はうれしいポイントです。
おすすめスコア:4.13(2025/12/29時点)
最安価格:9,280円(2025/12/29時点)
吸引力は控えめだが、ノズル・電源コードの収納には困らない
小型機械・農業機械等の販売や修理業を行うミナト電機工業の「乾湿両用 業務用掃除機 バキュームクリーナー」。ゴミの種類に応じて使い分けができる3種類のヘッドが付属している、吸込仕事率が200Wの集塵機です。今回の検証では、電動工具に接続しても取り回しがよい約2mのホースが好印象。収納しやすいようノズルを自立させられたため、収納スペースに困る可能性は低いでしょう。また、電源コードを本体に収納できた点も片付けのしやすさにつながりました。その一方で、ヘッドにキャスターや水切りはついていたものの、玄関マットの砂の吸い残しが多く、泥水も汚れを広げながら吸引したため、吸引力の高さの評価が伸び悩みました。ただし、電動工具に接続すると木くずはある程度吸引できたため、ヘッドの性能に課題がある印象です。手入れのしやすさは、基本的にタンクに直接ゴミを溜める必要があったため、粉塵を処分するにはやや手間がかかる印象。一方で、フィルターは乾湿両用で水洗いできるので、ゴミの種類によってフィルター交換や掃除の手間が増えない点はうれしいポイントです。音の静かさの検証では、騒音レベルが78.1dBを記録し静音性が高いとはいえませんでしたが、ほかの商品と比較すると稼動音は落ち着いている印象でした。
おすすめスコア:4.04(2026/01/08時点)
最安価格:7,148円(2026/01/08時点)
吸引力はトップレベルだが、ノズルが自立せず収納しづらい
大工道具・電動工具の専門商社、藤原産業が展開する「E-Value 乾湿両用掃除機 20L」は、吸込仕事率が180W・集塵容量が11Lの集塵機。サビにくいプラスチックタンクを採用していることが特徴です。今回の検証では、乾湿どちらのゴミでもほとんど吸い残しのない高い吸引力を発揮。玄関マットの砂はヘッドが触れている部分はほとんど吸引でき、泥水も汚れがほとんど広がらずに吸引できました。電動工具に接続した場合も、木くずはある程度吸引できていた印象です。使いやすさの検証では、ヘッドにキャスターがついていなかったことで操作性にややクセがあり、扱いづらさを感じました。また、ノズルが自立しないため、収納スペースの確保が必要な点に注意しましょう。手入れのしやすさの面では、ゴミの種類によってフィルターを付け替える必要があり、フィルターの水洗いにも対応していないため、ややフィルター掃除の手間がかかりました。また乾燥したゴミを溜めるには紙パックが必要なので、多少ランニングコストがかかる印象です。音の静かさの検証では、騒音レベルが81.1dBと静音とはいえませんでした。近隣にも音が聞こえる可能性があるので、使用する時間には注意でしょう。
おすすめスコア:4.03(2026/01/08時点)
最安価格:8,214円(2026/01/08時点)
コードやノズルをコンパクトに収納できないうえ、稼動音が大きい
主に建築用工具や電動工具の製造・販売を行っている、高儀の「EARTH MAN 乾湿両用バキューム&ブロワ」。ドライ用・ウエット用ノズルのほかに、狭い場所や入り組んだ場所の掃除に便利なツルロノズルが付属しています。吸引力の高さの検証では、乾湿どちらのゴミも吸い残しが少なく、吸引力は高いといえます。とくに、泥水の吸引は汚れが広がらずに吸引できたため、効率的な掃除ができるといえるでしょう。使いやすさの面では、本体・ヘッドともにキャスターや水切りといった部品が搭載されているので、移動しながらの掃除はしやすいと感じました。一方で、コードの収納ができないことに加えて、ノズルが自立しなかったため、片付けに手間取りやすい印象です。手入れの際はフィルターが水洗いに対応していないため、掃除の手間がかかりやすい印象です。また、吸引するゴミの種類に応じてフィルターの付け替えが必要。ゴミを溜めるには紙パックが必要なので、ややコストもかかるといえるでしょう。音の静かさの検証では、騒音レベルが88.2dBと検証商品のなかで最も大きい稼動音でした。使用中は近くの人と会話がしづらいだけでなく、近隣にも音が響きやすいため使用時間を短くするなどの配慮が必要といえるでしょう。
監修者:野口僚(DIYアドバイザー/シェア工房運営)
ガイド:市山佳乃(マイベスト 暮らしと趣味の商材担当)
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