自作ステッカーやTシャツデザイン・ペーパークラフトまで、ハンドメイド好きに人気のカッティングマシン(カッティングプロッター)。幅広い素材をカットできる便利アイテムですが、2大メーカーであるブラザー・シルエットを中心にさまざまな商品が販売されており、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のカッティングマシン7商品を集め、10個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのカッティングマシンをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなカッティングマシンは「機械が苦手でも直感的に使いこなせて、きれいに仕上がる商品」。徹底検証してわかったカッティングマシンの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
マイベストではベストなカッティングマシンを「機械が苦手でも直感的に使いこなせて、きれいに仕上がる商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のカッティングマシン7商品を集め、以下の10個のポイントで徹底検証しました。検証①:仕上がりのよさ(ステッカーシート)検証②:仕上がりのよさ(アイロンシート)検証③:仕上がりのよさ(プラ板)検証④:カット設定のしやすさ検証⑤:純正ソフトの使いやすさ検証⑥:カットスピードの速さ検証⑦:オプションの豊富さ検証⑧:初回セットアップのしやすさ検証⑨:静音性の高さ検証⑩:スキャン機能・トレース機能の使いやすさ
おすすめスコア:4.57(2026/03/14時点)
最安価格:28,600円(2026/03/14時点)
迷ったらこれ!リーズナブルで思いどおりのカットができる1台
カッティングマシンを購入したいと思ったら、まず検討したいのが「シルエットポートレート4 SILH-PORTRAIT-4-J」です。検証したところ仕上がりのよさで軒並み高水準の評価を叩き出し、モニターからも「直線がきれい」「細かい曲線まで十分再現されている」という声が多く聞かれました。サイズはほかの機種に比べて小さめですが、A4サイズの素材なら難なく切れます。スペースが足りず置きっぱなしにできない場合でもすぐに動かせるところが魅力です。純正ソフトのレイアウトは、Illustratorをはじめとするデザインソフトに似た仕様。使い慣れていない人だと最初のうちは苦戦する可能性がありますが、メーカー公式をはじめ動画やWEBでの解説が多くあるので少しずつ勉強していきましょう。今回検証した商品のなかでは手の届きやすいエントリーモデルながら、同社の「シルエットカメオ5 SILH-CAMEO-5-WHT-J」と同じく2023年10月に発売された最新モデル。別売りのヒートペンで箔押し加工を楽しむこともできます。価格もお手頃でカッティングの精度も文句なし。カッティングマシンの購入を考えている人には最初に検討してほしい商品です。
おすすめスコア:4.39(2026/03/14時点)
最安価格:28,800円(2026/03/14時点)
小さなステッカーなどを早く作りたい人に。オプションも充実
Cricutの「Cricut Joy」は、同社が手がけるカッティングマシンのなかでもコンパクトなモデルで、使いたいときにさっと取り出せます。初回セットアップではチュートリアルがあり簡単なので、これからものづくりをはじめたい人にぴったりです。純正ソフトは感覚的に操作しやすく、モニターからも「アイコン表示がわかりやすく、説明も丁寧」とおおむね好評。カットスピードも比較的早く、ロゴを10枚切り出すのに5分とかかりませんでした。さらに稼動音も50.1dBと静か。カットスピードが速いうえ静音性も高いため、時間を気にせず使いやすいでしょう。オプション機能も充実しています。デフォルトでフェイクレザー・布への加工が可能なうえ、箔押し・エンボスなど見栄えのする加工にも対応。直線に若干歪みがあるものの、ステッカーシート・アイロンシートの仕上がりも十分でした。一方でプラ板のカットは甘く、「カット面の凹凸が気になる」との指摘が。スキャン機能はないためスマホで撮影するなどの手間もかかります。とはいえ扱いやすく本体が小さめなので、小さいステッカーやペーパークラフトを作るなら検討してみましょう。
おすすめスコア:4.32(2026/03/18時点)
最安価格:69,850円(2026/03/18時点)
頻繁に使用したい人向き。最大20mmまでセット可能
シルエットジャパンの「シルエットキュリオ2 SILH-CURIO-2-J」は、頻繁に使用したい人におすすめ。サイズが大きいので、出しっぱなしにするのが無難でしょう。キュルキュルとしたマシン音には要注意ですが、稼動音は52.5dBと大きすぎません。ステッカーシート・アイロンシート・プラ板のいずれも十分な仕上がり。プラ板だと力が必要であるものの仕上がりはおおむねきれいで、とくにステッカーシートには「細かい部分も見本どおりしっかり切り抜かれている」との声が寄せられました。オプションとして、箔押しやエンボス加工が可能です。さらに、20mmまでの厚さの素材をセットできるのも本商品ならではの魅力。カット可能な厚さは最大3mmまでですが、木材など厚みのある素材でもオプションのブレードをつけることで箔押しなどの加工が可能ですよ。オートブレードが付属しているうえ、Bluetooth接続により無線でカットデータの送信ができるのもうれしい点です。ただし、ロゴを10枚切り出すのに6分32秒かかり、カットスピードは速くありません。説明書は付属していないため外箱のURLから確認する仕様で、純正ソフトがないとカットができないのも惜しい点。初回セットアップには手間がかかりそうです。
おすすめスコア:4.23(2026/03/18時点)
最安価格:53,465円(2026/03/18時点)
使いやすさは文句なし!仕上がりのよさはあと一歩
「ScanNCut DX SDX85」はScanNCut DXシリーズのエントリーモデル。長年家庭用プリンターを扱ってきたこともあり、操作性はシルエットと比べるととても良く、プリンターと似た要領で動かせます。特徴はカット設定が簡単なところ。カットしたい素材を自動で検出して、ぴったりのカット圧に調整します。自分でカットする素材を登録しなければいけないシルエットの商品に比べて、はじめての人でも使いやすいでしょう。一方、カッティング精度はあと一歩。全体的に「直線が波打っている」「角が丸みを帯びている」という声がモニターから出ました。細かなデザインを緻密にカットするより、推し活用のうちわや保育園の装飾など、あまり複雑ではないデザインを切り抜く用途で使うのをおすすめします。
おすすめスコア:4.2(2026/03/18時点)
最安価格:41,455円(2026/03/18時点)
カメオシリーズの最新版。カッティング精度はムラがある
2023年10月にシルエットから新たに発売された「シルエットカメオ5 SILH-CAMEO-5-WHT-J」は、厚みのある素材のカットが得意です。今回の検証ではプラ板のカッティング精度で高評価を獲得しました。オプションもシルエットの商品のなかでは随一の豊富さ。なかでも静電マットは特徴的なオプションです。一般的なカッティングマシンは粘着シートを使って素材を固定しますが、静電マットは静電気の力で固定するため消耗品を減らせるのも大きな魅力。対応機種は最近発売された「シルエットカメオ5 SILH-CAMEO-5-WHT-J」と「シルエットポートレート4 SILH-PORTRAIT-4-J」の2つです。一方、素材によってカッティング精度にムラがあるのは気になるところ。特にプラ板の仕上がりとアイロンシートの仕上がりの間には大きな隔たりがあり、1台でいろんな素材を正確に切り抜けるとはいえません。
おすすめスコア:4.15(2026/03/18時点)
最安価格:33,000円(2026/03/18時点)
カットスピードは一歩リード。使いやすさはいまひとつ
「ScanNCut CM300 CMZ0102」はブラザーのエントリーモデルで、カットの早さが特徴です。検証でmybestのロゴを10個縦に並べたデータをカットしたところ、平均よりも約50秒早くカットできました。スキャン機能とトレース機能も高評価を獲得。ブラザー製品全体に共通している家庭用プリンターのノウハウが感じられる操作性で、はじめての人でも比較的簡単にスキャン、トレースできます。一方で使いやすさはいまひとつ。特にカット用の刃の長さを手動で調整しなければいけず、素材を変えてカットするたびに手間がかかります。またカットデータを無線で飛ばせないのもネック。LANケーブルで繋ぐかUSBメモリにデータを転送しないといけない点が今回の低評価に繋がりました。またカッティング精度も1歩及ばず。特にプラ板は「切り離しにくい」という声が多くあがりました。アイロンシートやステッカーシートもカッティング精度は惜しく、今回検証したほかのブラザー製品に比べると評価は高いものの、それで満足できるかというと微妙です。保育園や店頭で壁に飾る装飾など、とても細かなところまでこだわらなくてもよいデザインをカットしたい人には検討の余地があります。便利な機能が削ぎ落とされている分、価格はお手頃。ただカッティングの精度と使い勝手の面でもうひと押し充実感がほしいところで、万人におすすめできる商品とはいえません。
おすすめスコア:3.91(2026/03/18時点)
最安価格:49,830円(2026/03/18時点)
直感的な操作ができるが、満足できるクオリティには届かず
ブラザーの「ScanNCut DX SDX1000」は、機械が苦手な人でも直感的に使いやすい工夫を凝らしているところが魅力。特に純正ソフトの操作性とカット設定のしやすさには、家庭用プリンターで蓄積してきたノウハウを感じます。純正ソフトはほかのブラザーの商品と同じく、操作画面の見やすさとカットデザインを調整するときの動かしやすさが特徴です。家庭用プリンターをよく使う人はより使いやすさを感じられるでしょう。稼動音の大きさも今回検証した機種のなかでは最も小さく、比較的静かにカッティングできる印象でした。夜中に副業や趣味、あるいは仕事の準備に使う人にはうれしい特徴です。ただ肝心のカッティングの精度はいまひとつ。特にアイロンシートは直線の波打ちが激しく、デザインが全体的に歪んでしまいました。クオリティにこだわったカッティングをしたい人に自信をもっておすすめするのは難しいです。
おすすめスコア:(2026/03/18時点)
最安価格:68,750円(2026/03/18時点)
おすすめスコア:(2026/03/18時点)
最安価格:34,980円(2026/03/18時点)
おすすめスコア:(2026/03/18時点)
最安価格:97,207円(2026/03/18時点)
監修者:蕭倫恵(The DECK株式会社コミュニティコーディネーター / ものづくりFABスペース担当)
ガイド:奥田貴穂(元家電量販店員・家電製品アドバイザー/マイベスト 白物・調理家電担当)
※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。

