ビットコインは8日に3日連続の陰線を確定したものの、現在も9万ドルより上の水準で底堅く推移している。一方で、楽観的なトレーダーに警鐘を鳴らす見解が複数確認された。
マクロアナリストのMartyParty氏は9日、自身のXにて「近々、ビットコイン価格
BTCに大きな振るい落としが起きる可能性がある」と警鐘を鳴らした。
この説の根拠となっているのは、ビットコインの動きに50日先行して動くとされるグローバル流動性だ。グローバル流動性は、すでに「スプリング」と呼ばれる安値更新を伴うフェイクブレイクを形成している。もしこの先行関係が今回も当てはまるなら、ビットコイン側のスプリングはおよそ1月15日前後に訪れる可能性が示唆される。
実際、2025年1月にグローバル流動性がスプリングを形成した後、4月6日にビットコインでもスプリングが発生した。添付された画像からも、グローバル流動性におけるスプリングと、ビットコイン価格の強い相関関係が確認できる。
一方で「12月18日にすでにビットコイン側のスプリングが発生し、その後上昇局面に入っている可能性もゼロではない」とし「あらゆるシナリオに備えておくべきだ」とMartyParty氏はトレーダーに呼びかけた。
さらに、保守派のテクニカルアナリストであるCryptoCon氏は9日、自身のXにて「ビットコインのサイクルは過熱しており、ベアマーケットが目前に迫っている」との見解を示した。
その説を裏付けるのは、月足ベースのボリンジャーバンド%チャネルだ。この指標をリスク・リワードの観点から見ると、現状はリスクの方が明らかに大きい水準に位置しているとCryptoCon氏は分析する。
実際過去の動きを見ても、ボリンジャーバンド%チャネルの現水準に達した際は、すべてのケースでその後、深刻な弱気局面に突入している。「まだサイクルは始まったばかりだ」と主張する声も聞こえるが、実際は終盤を迎えており、ここからの上昇は4年サイクル論に当てはめても、矛盾が生じてしまうと指摘した。
また、相場の高値圏や安値圏では、「景気後退が来る」「ブラックスワンが迫っている」「ETFによるスーパーサイクルが始まった」など、投資家の願いに沿ったストーリーが強く拡散されがちで、その流れに逆らうのは難しいことかもしれない。
特に最近は「4年サイクルはもう通用しない」という声がよく聞かれるようになったが、そういった声に翻弄されないよう注意を促しつつ、「これはFUD(恐怖を煽る情報)ではない。ビットコイン市場がこれまで辿ってきた伝統的な4年サイクルの一部だ」と締めくくった。
現在市場心理は恐怖状態から中立状態に回復しており、やや楽観的な見通しを示す専門家も増えてきているが、そんな時こそ相場のふるい落としに注意すべきかもしれない。明確な強気シグナルが確認されるまで、今後も最悪のシナリオを想定した立ち回りが求められるだろう。
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