スマホやタブレットのアプリで本・漫画を購入できる電子書籍サービス。保管場所を取らないうえ、いつでも好きなときに読めます。初回割引などのクーポンを活用すれば、実質無料で1冊読めることがある点もメリットです。しかし、Kindleストア・楽天Kobo・コミックシーモア・ebookjapanなど多くのサービスがあり、どこがいいか迷いますよね。
今回は、人気の電子書籍サービス17サービスを、8個のポイントで比較して徹底検証。おすすめの電子書籍サービスをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストな電子書籍サービスは「自分の読みたい本を手軽に安く読める電子書籍サービス」。徹底検証してわかった電子書籍サービスの本当の選び方も解説しますので、ぜひ検討の際の参考にしてください。
マイベストではベストな電子書籍サービスを「自分の読みたい本を手軽に安く読める電子書籍サービス」と定義。そんなベストな電子書籍を探すために人気の電子書籍サービス17サービスを集め、以下の8個のポイントから徹底検証しました。検証①:人気漫画の豊富さ検証②:人気小説作品の豊富さ検証③:人気ビジネス書の豊富さ検証④:人気ラノベ作品の豊富さ検証⑤:割引のお得さ(初回)検証⑥:割引のお得さ(2回目以降)検証⑦:検索・購入のしやすさ検証⑧:本の読みやすさ
おすすめスコア:4.61(2026/01/14時点)
継続利用したい人に。本棚は背表紙を並べることも可能
LINE Digital Frontierが運営する「ebookjapan」は、特に継続的に利用したい人におすすめの電子書籍サービスです。検証時点では初回時に「割引上限500円の70%オフクーポン」が6枚配布されていたため、1冊購入時に割引されるだけでなく、まとめ買いする場合も6回に分けて購入すればお得に購入できるでしょう。さらに2回目以降の割引がほかと比べてお得で、継続利用に向いています。金土日に利用でお得になるキャンペーンが豊富なので、週末にまとめて購入するのがおすすめです。検索や購入がしやすいのも強み。検証したなかでは大半ができなかったアプリ内購入が可能です。新刊お知らせのプッシュ通知設定もでき、新刊を見逃さないでしょう。絞り込み機能はジャンルと著者には対応しているものの、レビューの高さや出版社、セール中の作品では絞り込めませんでした。本の読みやすさも高評価。本棚は条件が指定されているものの並び替えができ、本棚を複数作ることも可能です。本の縦書き・横書きや漫画の縦読み・横読みを選択でき、自身の読みやすいスタイルで読書ができるでしょう。取り扱い書籍も豊富です。検証したところ、ほかのサービスと同様に人気の漫画・小説・ビジネス書・ラノベはほとんど販売されていました。幅広いジャンルを楽しみたい人も満足できるでしょう。本棚は表紙ではなく背表紙でも並べられ、背表紙にイラストが入っている本も楽しめるのがポイントです。PayPay決済限定のクーポンもあり、PayPayとの相性がよいサービスといえます。豊富な品ぞろえとお得な割引、使いやすさを兼ね備えた優れた電子書籍サービスを求める人にぴったりです。
おすすめスコア:4.54(2026/01/14時点)
今読みたい作品が多い人に。漫画やラノベはポイント還元
DMM.comが運営する「DMMブックス」は、今たくさんの電子書籍を安く読みたい人に特におすすめできるサービスです。検証時点では初回の割引が利用でき、1冊はもちろん10冊まとめ買いでもお得に購入可能。漫画・ラノベ・写真集のほとんどの作品は常に25%ポイント還元される点も見逃せません。2回目以降も25%ポイント還元はされますが初回ほどお得ではないため、継続利用よりも今読みたい本がたくさんある人向きです。検索・購入も十分にしやすい印象。レビューの高さでは絞り込み検索ができませんが、ジャンル・著者・出版社・セール中の作品で絞り込みが可能です。一方、アプリ内で購入ができないため、別途ブラウザを立ち上げて購入する手間がかかります。新刊お知らせのプッシュ通知設定もなく、最新刊は自分でチェックする必要があるでしょう。本棚を複数作れるうえ、自分好みに順番を変えられるため、本棚の自由度は高いといえます。マーカー機能や読書の進捗機能を搭載し、漫画の縦読み・横読みの選択も可能であるため、好みや作品に合わせた読み方ができるでしょう。人気の漫画・小説・ビジネス書・ラノベの取り扱い数も多く、ほかのサービスと遜色ありませんでした。どのジャンルでも自分の読みたい本を見つけやすいはずです。総じて、初回の割引でたくさんの本を読みたい人にぴったりな電子書籍サービスといえます。特にポイント還元対象である漫画やラノベで読みたい作品が複数ある人におすすめです。
おすすめスコア:4.52(2026/01/14時点)
安さ重視ならおすすめ!初回も継続利用も両方安い
NTTドコモが運営する「dブック」は、安さを重視する人におすすめ。検証時点では初回は割引とポイント還元の併用ができ、1冊・10冊購入のどちらの場合でも安く購入できます。また毎月10日・20日・30日に20%ポイント還元(上限3,000ポイント)されるdブックデーがあるので、2回目以降の特典も充実しているといえるでしょう。dポイントが貯まる・使えるため、普段から利用している人にもおすすめです。一方で、使いやすさはランキング上位のサービスには劣ります。手軽に新しい電子書籍を入手できるアプリ内購入には非対応。新刊お知らせのプッシュ通知設定はあるものの予約注文もできません。また、検索の絞り込み機能はジャンルのほか、著者・出版社で可能ですが、レビューの高さやセール中といった条件には非対応です。ビューワーの機能が充実していないのも惜しいポイント。多くのサービスに見られた背景色の調整機能やマーカー機能がありません。行の間隔調整機能や辞書引き機能も非搭載です。本棚機能もやや物足りず、複数作れないうえに並べ替えは指定の条件のみ。ただし漫画の縦読み・横読みの変更機能は搭載しています。各ジャンルの取り扱いは豊富です。人気の漫画・小説・ビジネス書・ラノベの取い扱い数はほかのサービスと比べてほとんど変わりありませんでした。使い勝手を重視する人には少し物足りないかもしれませんが、初回・2回目以降ともに安いのはメリット。多くの人気作品をそろえているため、たくさんの本を安く読みたい人にはおすすめできます。
おすすめスコア:4.48(2026/01/14時点)
今安く読みたい人に。初回料金が非常に安く、取り扱いも豊富
NTTソルマーレが運営する「コミックシーモア」は、継続的な利用よりは初回割引で安く電子書籍を読みたい人におすすめ。検証時点では1冊・10冊購入のどちらの場合でも初回購入が非常に安いのが特徴で、上限1,000円の100%ポイント還元クーポンがあり1冊程度なら実質無料で本を読むことができます。一方、2回目以降誰でも・どの作品にも使える特典はありませんでした。なお、購入方法は作品ごとに購入するほかに月額プラン・ポイントチャージがありますが、基本的には作品ごとの購入が最安です。ただし、2回目以降の購入で月に複数冊買う場合は月額プランのほうが安くなるケースもあります。検索・購入がしやすいのもメリット。検索の絞り込み機能では、ジャンルはもちろん著者・出版社・レビューの高さ・セール中の作品まで選択でき、好みの本を探しやすいでしょう。新刊お知らせのプッシュ通知設定も備えていますが、アプリ内購入ができない点は惜しいといえます。本が読みやすいのも魅力。本棚の機能は充実していて、自由な並び替えと複数の作成が可能です。しかし行の間隔は調整できないため、慣れが必要でしょう。サービス名に「コミック」とつくものの、漫画以外の取り扱いも豊富です。人気の漫画のほか、小説・ビジネス書・ラノベのどのジャンルでもほかのサービスとほとんど変わらず取りそろえていました。手頃な初回料金が魅力的なポイントで、今すぐに電子書籍をお得に読みたいという人におすすめのサービス。使い勝手もよいものの、2回目以降のお得度は低いため、継続利用には不向きといえるでしょう。
おすすめスコア:4.44(2026/01/14時点)
検索・購入の機能が充実!まとめ買いすると安い
「BOOK☆WALKER」は、検索・購入のしやすさを重視する人におすすめの電子書籍サービス。検索時にレビューの高さでは絞り込めないものの、ジャンルのほか著者、出版社、セール中の作品で絞り込めるので、好みの作品を探しやすいでしょう。そのうえアプリ内購入もでき、検索から購入までスムーズです。新刊お知らせのプッシュ通知設定も備えています。検証時点での割引初回特典は割引とポイント還元の2種類で、併用はできません。実質料金で比べると1冊なら割引、10冊ならポイント還元の特典を使ったほうが安いでしょう。また、ポイント還元の対象は200冊までと今回検証したなかでも最多なので、100冊単位で大量に買いたい人におすすめ。2回目以降も割引クーポンがあるものの、クーポン適用において最低購入金額があるため1冊だけ買う場合にはほとんど安くなりません。まとめ買いする場合はお得に購入できるでしょう。本の読みやすさは高評価。本棚を複数作れるうえ、自由に並べ替えができます。漫画の縦読み・横読みが変更可能で、自分の好みに合わせて選択できるでしょう。人気作品の取り扱いも、ほかのサービス同様に高水準でした。人気の漫画・小説・ビジネス書・ラノベのどのジャンルも豊富で、あらゆる作品を楽しめそうです。使い勝手がよく、初回まとめ買い時のポイント還元額の大きさが魅力の電子書籍サービスだといえます。継続してまとめ買いをしたい人や大量買いをしたい人も候補に入れてみてください。
おすすめスコア:4.3(2026/01/14時点)
初回クーポンの割引率が高いが、上限額が低いため1冊購入向き
ソニーが運営する「Reader Store」は、初回かつ1冊のみ購入する場合に向いた電子書籍サービス。検証時点では初回クーポンの割引率が高く、1冊だけ買う場合はお得です。しかし、上限額が低いため、複数冊まとめて購入する場合には向いていません。2回目以降、1冊・10冊購入のどちらも特典は割引のみで、相場と比べてやや安い程度でした。新刊お知らせのプッシュ通知設定ができ、漫画などの最新刊を逃しにくいのは強み。検索の絞り込み機能もジャンルはもちろん、著者・出版社・セール中の作品に対応しています。しかしレビューの高さでは絞り込めないため、人気の高い作品を探すのには不向きでしょう。アプリ内購入もできず、手間がかかります。横向きでの画面固定や漫画の縦読み・横読みが選択できるのはメリット。漫画を見開きで読みたい人にも縦画面で読みたい人にも向いています。本棚は複数作れるものの、並べ替えはあいうえお順や購入順など指定のもののみです。人気作品の取り扱いは、いずれのジャンルも充実。人気の漫画・小説・ビジネス書・ラノベの取り扱いはどれもほかのサービスと大差ありませんでした。割引のお得さの結果から、複数冊をまとめ買いするよりも、1冊だけ購入する際に利用するのが賢明でしょう。ピンポイントで買いたい1冊があるなら検討の余地があります。
おすすめスコア:4.27(2026/01/14時点)
ビューワー機能が豊富で読みやすい。料金は標準的
大日本印刷が運営する「honto」は丸善・ジュンク堂・文教堂の電子書籍サービスで、ラノベ・小説・ビジネス書といった活字本を読む人のうち、本の読みやすさを重視するなら候補になります。ビューワー機能が充実しており、横向きでの固定や縦書き・横書きの変更、漫画の縦読み・横読みの変更が可能。ただし、行間隔の調整はできません。本棚は複数作れて、指定の条件で並べ替えができます。料金は標準的です。検証時点では初回割引があり、1冊・10冊のどちらを買った場合もお得さは悪くありません。2回目以降も割引があり、購入金額によって割引率が異なります。ずば抜けたお得さはないものの、不満はないでしょう。検索・購入のしやすさの評価も良好で、検索ではジャンルのほか、著者・出版社・セール中の作品で絞り込みが行えます。レビューの高さでは絞り込めませんが、好みの作品やお得な作品に出会いやすいでしょう。アプリ内購入や新刊お知らせのプッシュ通知設定ができない点は惜しいといえます。書籍のラインナップは豊富。人気の漫画・小説・ビジネス書・ラノベはどれも充実しており、ほかのサービスと変わらない品ぞろえです。お得さは上位サービスにおよびませんが、読みやすさは申し分なし。ラノベやビジネス書、小説を自分好みのスタイルで読みたいなら選択肢になるでしょう。
おすすめスコア:4.26(2026/01/14時点)
Kindle端末を利用したい場合はこれ一択。時間を決めて本を読みたい人に
Amazonが運営する「Kindleストア」は、Kindle端末を利用したい人やタイパ重視の人におすすめの電子書籍サービスです。検証したなかで唯一Kindle端末に対応しており、本の読了目安時間が表示されるのもこのサービスのみ。横向きで画面固定もでき、漫画を迫力ある見開きで楽しめます。本棚を複数作ることもでき、あいうえお順など指定の条件での並べ替えも可能です。検証時点での初回クーポンは1冊だけだと標準的な割引率ですが、10冊購入する場合はトップクラスにお得。一方、2回目以降は1冊・10冊のどちらも特典がありません。継続利用する人より、今読みたい本が多くある人向きでしょう。検索時は、ジャンルのほか著者・レビューの高さでの絞り込みが可能ですが、出版社・セール中の作品での絞り込みは不可。新刊お知らせのプッシュ通知設定やアプリ内購入にも非対応で、やや手間がかかります。人気の漫画・小説・ビジネス書・ラノベはどれも豊富。ほかのサービスでは読めないことが多い「ハリー・ポッター」シリーズも販売していますが、「植物図鑑」「図書館戦争」などの有川浩作品が検証したなかでは唯一読めませんでした。利便性が高いとはいえませんが、本の読了目安時間表示は珍しい機能。時間を意識して読書を行いたい人にはぴったりです。
おすすめスコア:4.2(2026/01/14時点)
大量購入がお得!Pontaパス会員ならさらに割引も
KDDIが運営する「auブックパス」は、大量の本をまとめ買いしたい人におすすめの電子書籍サービスです。検証時点での初回クーポンは割引率があまり高くないため1冊だと安いとはいえませんが、上限100冊まで適用されるので、まとめ買いすればするほどほかのサービスよりも安くなるのが特徴。購入金額によって割引率が変わりますが、2回目以降も割引があります。しかし、新刊お知らせのプッシュ通知設定はあるものの、アプリ内購入や予約購入ができず、購入時の利便性はいまひとつ。検索時はジャンルとセール中で絞れますが、著者・出版社・レビューの高さでは絞り込めません。本棚は複数作れず、並べ替えも「あいうえお順」など指定の並び替え方法のみと本棚の自由度は低いものの、ビューワー機能は豊富。横向きで画面固定ができたり、漫画の縦読み・横読みを変更できたりと、漫画を多く読む人にはうれしい機能がそろっています。人気作品はジャンルを問わず豊富。人気の漫画・小説・ビジネス書・ラノベはほかのサービスと遜色なくそろっていました。Pontaポイントが貯まる・使えるうえ、Pontaパス会員だと割引特典があることも。購入時の手間はあるものの、Pontaパス会員やまとめ買いをする人は候補にしてもよいでしょう。
おすすめスコア:4.16(2026/01/14時点)
本の読みやすさ重視ならあり。料金は特別安くない
紀伊國屋書店が運営する「Kinoppy」はラノベ・小説・ビジネス書をよく読む人なら候補になるでしょう。ビューワー機能が多く、本の縦書き・横書き、漫画の縦読み・横読みを変更できるなど、読みやすい工夫が満載です。本棚の自由度も高く、複数作れるほか、好きなように並べ替えができます。検証時点では初回に「500円引きクーポン」が2枚配布されていたため、10冊を2回に分けて購入すれば実質3,550円で購入可能でした。一方で2回目以降は何も特典がなく、10冊買った場合はほぼ定価と同じ値段でした。検索・購入のしやすさの評価は高く、アプリ内購入が可能。新刊お知らせのプッシュ通知設定もでき、好きな作品の最新刊も忘れず買えるでしょう。検索時はレビューの高さとセール中の作品では絞り込めませんが、ジャンル・著者・出版社での絞り込みができます。人気作品も豊富に取りそろえていました。人気の漫画・小説・ビジネス書・ラノベはどれもほかのサービス同様の品ぞろえで、好きな作品が見つかりそうです。料金は特別安くありませんが、快適な読書環境を作りやすい電子書籍サービス。安さより読みやすさを優先したい人向きといえるでしょう。
ガイド:真田桃花(マイベスト サービス担当)


