時間がないときでも、お湯に溶かすだけでコーヒーが飲める「インスタントコーヒー」。忙しい朝の時間や仕事の合間に簡単にコーヒーを淹れたい人に人気です。ネスレ日本・スターバックス・UCC上島珈琲・AGFなどの有名メーカーから販売されていますが、「そもそもインスタントでもおいしいコーヒーは楽しめるの?」「カフェオレにしてもおいしいものはどれ?」と迷ってしまいますよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のインスタントコーヒー22商品を集め、4個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのインスタントコーヒーをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなインスタントコーヒーは「簡単に溶けて、ブラックで淹れてもカフェオレにしてもおいしく楽しめる商品」。徹底検証してわかったインスタントコーヒーの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
マイベストではベストなインスタントコーヒーを「簡単に溶けて、ブラックで淹れてもカフェオレにしてもおいしく楽しめる商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のインスタントコーヒー22商品を集め、以下の4個のポイントで徹底検証しました。検証①:ブラックコーヒーのおいしさ検証②:カフェオレのおいしさ検証③:溶けやすさ(お湯)検証④:溶けやすさ(冷水)
おすすめスコア:4.7(2025/12/24時点)
最安価格:1,029円(2025/12/24時点)
自分の好みがわからない人も満足!どんな飲み方でもおいしい
ネスレ日本の「スターバックス カフェ モーメント スムース」は、自分の好みがわからないという人におすすめ。苦味と酸味を両立したバランスタイプのソリュブルコーヒーで、ホット・アイス・ブラック・カフェオレとさまざまな飲み方を楽しめました。ブラックコーヒーは、なめらかで飲み進めやすい口当たりです。雑味はほとんどなく、果実味や甘さはドリップコーヒーと遜色ないレベル。後味に渋さやザラつきが残りにくく、心地よい余韻が楽しめます。冷めてくるとやや酸味が際立ちますが、苦味が出ることはなく飲みやすく感じました。お湯とミルクを同量入れて作ったカフェオレは、ブラックコーヒーと同様にツルツルとした心地よい口当たりに。ミルクの甘さとコーヒーの香ばしさが絶妙なバランスで合わさり、上品な甘さを感じられました。ミルクの味わいがやや強いため、濃厚な味わいを求めている人にはぴったりでしょう。お湯を注ぐだけで完全に溶け切りやすい粉質も魅力的。ドリッパースイッチにセットしたフィルターに顆粒を入れお湯を注ぎ入れたところ、溶け切らずに残った粉は0.22gとごくわずかでした。ソリュブルタイプのため粒や微粉が残ったものの、飲み心地に大きな影響はないレベルです。冷水への溶けやすさも高評価に。顆粒を冷水に溶かして、フィルターをセットしたドリッパーに注いだところ、フィルターに溶け残りが付着しませんでした。フィルターを通過したコーヒーは、しっかりとした濃度に。よくかき混ぜることで顆粒は完全に溶け切るため、冷たいコーヒーで気分転換したいときにもぴったりです。コロンビア・ブラジル産の豆を中煎りしており、インスタントコーヒーとは思えないほどのおいしさと口当たりのよさが楽しめる1杯。その日の気分によって飲み方を選びたい人は、ぜひ最初に検討してください。
おすすめスコア:4.7(2025/12/24時点)
最安価格:3,209円(2025/12/24時点)
バランスがよく、まろやかな味わいのブルーマウンテンブレンド
ハマヤの「HAMAYA ブルーマウンテンNo.1ブレンド 2006」は、香り・酸味・コクのすべてにおいてバランスのとれた味わいを楽しめると謳っています。ジャマイカ(ブルーマウンテン)・コロンビアなどの豆がブレンドされた、バランスタイプの商品です。ブラックでは、黒糖のようなまろやかでやさしい甘さが印象的。とろっとしたなめらかな質感で飲み心地もよく、後味にほんのりと渋さが残るものの、雑味は少なめです。全体的に甘さがしっかり感じられて心地よい余韻が楽しめました。風味はやや控えめながら、甘さと苦味、果実味のバランスがよく、飽きのこない味わいといえます。カフェオレにすると、ミルクのまろやかさとコーヒーのほどよい苦味がバランスよく合わさった味わいを楽しめました。甘さはしっかり感じられるもののくどさはなく、ミルク感が控えめなため飽きずに飲み続けられる味わいです。顆粒にお湯を注いだあとの溶け残りは0.18gと少なく、顆粒はほとんどが溶け切っていました。また、冷水への溶けやすさも高評価に。一部顆粒の溶け残りはあるもののほとんどの顆粒が溶けきったため、手軽にアイスコーヒーも作れるといえます。バランスのよい味わいで、苦味が強すぎるコーヒーが苦手な人や、やさしい甘さを楽しみたい人にぴったり。まろやかで飲みやすい味わいのコーヒーが好きな人におすすめです。
おすすめスコア:4.69(2025/12/24時点)
最安価格:1,029円(2025/12/24時点)
果実のような酸味が特徴。コーヒー感控えめのカフェオレに
ネスレ日本の「スターバックス カフェ モーメント ブライト」は、フルーティな風味のコーヒーが好みの人におすすめ。深煎りの酸味を感じられるソリュブルコーヒーで、ミルクを足すとコーヒーの渋さを抑えられます。まるでミルクティーのような味わいになるため、コーヒー感が控えめのカフェオレを飲みたい人にぴったりです。ブラックコーヒーには雑味がほとんどないうえに、サードウェーブの浅煎りを感じさせるジューシーな果実味のある酸味と上品な甘さがすっきりと感じられました。まろやかな酸味が飲みやすく、後味にもフルーティな風味がしっかり残ります。冷めても酸味が悪目立ちすることはなく、バランスのとれた味わいをキープしていました。カフェオレのおいしさもおおむね良好。ただ、味わいはミルクのまろやかな甘味が主体のため、コーヒーらしい香ばしさやコクをしっかり感じたい人には向かないでしょう。やさしい味わいとなめらかな口当たりは楽しめたため、ミルク感の強いカフェオレが好きな人は検討してください。顆粒にお湯を注いだあとの溶け残りは0.22gと少なく、顆粒は比較的溶け切っていました。一部顆粒の溶け残りはあったものの、冷水でもかき混ぜることである程度溶けていき、味わいをしっかりと楽しめます。果実味のある味わいはアイスコーヒー向きで、暑い季節にごくごく飲みたい人におすすめです。コロンビア・ブラジル産の豆をブレンドしており、ブラック・カフェオレどちらとも相性のよいフルーティな味わいが魅力。ミルクの甘さが際立ったカフェオレを飲みたい人は必見です。
おすすめスコア:4.64(2025/12/24時点)
最安価格:353円(2025/12/24時点)
どっしりとした味わいが好みの人に。力強い苦味が魅力
UCC上島珈琲の「職人の珈琲 芳醇な味わい」は、コーヒーらしい苦味のあるどっしりとした味わいを求める人におすすめです。ブラジル産の豆を深煎りしてフリーズドライで作られた、典型的な苦味タイプ。口に含むと、力強い苦味と甘味が口いっぱいに広がりました。ブラックコーヒーのおいしさは申し分ありません。口当たりはトロッとしていてなめらか。口に含んだ瞬間はやや焦げたような味わいですが、あとに心地よい甘さが続くため気にならず飲みごたえを十分に感じられます。後味はやや渋さ・ざらつきが残るものの、ほかの雑味はなし。冷めても果実味がほのかに増す程度で、飲みやすいでしょう。カフェオレもミルクとコーヒーのバランスがとれた味わいで、キャラメルのようなコクのある甘さに仕上がっています。風味に抑揚があり、飲んでいて飽きない味わい。ざらつきもなく、するすると口に含みやすい口当たりでした。フリーズドライタイプで、お湯を注ぎ入れると0.29gしか溶け残らずスムーズに溶かせました。一方で、冷水で溶かしてフィルターを通したコーヒーは濃度感がやや弱い味わいに。かき混ぜることで問題なく飲める範囲には溶かせましたが、アイスコーヒーを作るときには時間がかかるかもしれません。なめらかな口当たりのなかに香ばしさと甘さがあり、飲みごたえのある1杯。コーヒーならではの苦味を存分に味わいたい人にとって有力候補になるインスタントコーヒーです。
おすすめスコア:4.62(2025/12/24時点)
最安価格:1,866円(2025/12/24時点)
酸味のあるコーヒーが好みの人に。しっかりとした甘さも魅力
Blue Bottle Coffeeの「インスタントコーヒー」は、酸味のあるコーヒーが好きな人におすすめ。酸味タイプながらも甘さをしっかり感じられるため、フルーティな味わいをしっかり楽しめます。ブラックコーヒーは果実味とスパイシーさが混ざり合ったはっきりとした風味です。甘さと酸味のバランスがとれているものの、酸味の主張は強め。とはいえ、舌の上でとろけるような口当たりで、比較的飲みやすい印象です。カフェオレは飲みごたえのあるもったりとした口当たりで、口に含んだ瞬間に甘さが広がる濃厚な味わい。後味に残るコーヒーの苦味が強く、甘さの余韻は感じにくいかもしれませんが、紅茶のような渋さが好みの人にはちょうどよいかもしれません。フリーズドライタイプで、お湯への溶けやすさは申し分ありません。フィルターには顆粒が溶け残っていましたが、ごく一部だったためすぐに気にならなくなるでしょう。冷水に溶かしてもある程度溶け切り、しっかりと濃い味わいになりました。コロンビア産の豆を浅煎りすることで、酸味をベースとしたフルーティな味わいを実現したインスタントコーヒー。飲み方問わず、本格的な風味を楽しめるため、酸味を重視したい人はぜひチェックしてください。
おすすめスコア:4.55(2025/12/24時点)
最安価格:2,080円(2025/12/24時点)
チョコのような風味の苦味タイプ。カフェオレでもおいしい
澤井珈琲の「コーヒー専門店の特選インスタントコーヒー ロイヤルクラシック」は、ダークチョコレートのような香ばしさを楽しみたい人や、カフェオレでもコーヒーの苦味をしっかり感じたい人におすすめ。コロンビア・ブラジル産の豆を深煎りにした、苦味タイプのコーヒーです。ブラックだと、コーヒーらしい苦味と甘味のバランスが取れた味わい。甘さの持続性は弱く、後味にはやや焦げた印象が残るものの、ざらつきはなくなめらかな質感です。飲みごたえがあり、苦味好きにぴったりでしょう。カフェオレにするとミルクの甘さとコーヒーの香ばしさが合わさり、クッキーのような甘味が楽しめました。苦味もバランスよく感じられ、ミルクとの相性がよいので、カフェオレとしても十分に楽しめるでしょう。お湯を注いだだけでは一部顆粒のまま残りましたが、大半は溶け切り、スプーンで軽く混ぜればすべて溶けるレベル。水にも溶けやすく、少しかき混ぜるだけで顆粒は完全に溶け切りました。総じて、ホットのブラックコーヒーやカフェオレはもちろん、アイスコーヒーにしても楽しめる万能なインスタントコーヒーといえます。苦味や香ばしい風味のコーヒーが好みなら、ぜひチェックしてみてくださいね。
おすすめスコア:4.48(2025/12/24時点)
最安価格:1,463円(2025/12/24時点)
オフィスでカフェオレを飲む人に。手軽なスティックタイプ
ドトールコーヒーの「インスタントスティックコーヒー ブラック」は、オフィスでも手軽に作れるスティックタイプのインスタントコーヒー。ブラジル産の深煎り豆をスプレードライ製法で、苦味タイプに仕上げています。スプレードライ製法を採用し、冷水に溶けやすいのが1番のメリットです。かき混ぜることで顆粒が完全に溶け切り、ホットで飲む場合と比べて味わいや濃度感のギャップはなし。もちろんお湯に入れた場合も、目に見える溶け残りは一切ありませんでした。オフィスで素早くホットコーヒーを作れるだけでなく、アイスコーヒーやアイスカフェラテにも適しています。ミルクを加えることで苦味と甘さのバランスがとれ、カフェオレのおいしさも高評価に。甘さを抑えた少しビターな印象で、さっぱりと飲み進められます。口当たりもなめらかでしたが、後味はややざらつきを感じるかもしれません。ブラックコーヒーのおいしさもおおむね良好です。インスタントコーヒー特有の酸味はあるものの、終始甘さを感じられ、雑味が突出していません。冷めてくると気になっていた酸味も落ち着き、苦味や甘味が広がります。ただし、少し人工的な甘さにも感じられたのは惜しいポイントです。とはいえ、溶けやすさと深い味わいを兼ね備えた試しやすい1杯。計量いらずで持ち運びにも便利なので、キャンプやアウトドアシーンでも重宝するでしょう。
おすすめスコア:4.42(2025/12/24時点)
最安価格:1,274円(2025/12/24時点)
熱いうちに飲み切れる人に。酸味のある味わいが楽しめる
Wertformの「MOUNT HAGEN オーガニック フェアトレードインスタントコーヒー」は、熱いうちにコーヒーを飲み切れる人におすすめ。パプアニューギニア・ペルー・ホンジュラスの豆を使用した酸味タイプのコーヒーですが、冷めてくると酸味が強く際立ち、味のバランスが崩れやすい印象です。フリーズドライタイプで、お湯を入れると比較的よく溶けます。フィルターにはわずかな溶け残りが見られたものの、よくかき混ぜれば舌触りへの影響はなさそうです。冷水にも溶けやすく、アイスコーヒーを作りやすい顆粒といえます。味わいにも大きな変化はありませんが、濃度がやや控えめに感じられたため、濃いめに作るかホットで飲むのがおすすめです。カフェオレのおいしさには十分満足できます。実際に試飲すると、ミルクの甘さが少し強い濃厚な味わいで、なめらかな口当たりも楽しめました。コーヒー特有の甘さはミルクによって薄められていたものの、コーヒーらしさを抑えたカフェオレを好む人にはぴったりです。ブラックコーヒーを淹れて飲んだところ、熱いうちから甘さと果実味をともなった酸味があり、飲みごたえのある風味を楽しめます。しかし、冷めると酸味が尖ってしまい、雑味や後味のざらつきも気になりました。時間をかけてゆっくりと味わいたいときには不向きかもしれませんが、熱いうちにサッと飲み切れる人なら選択肢に入るでしょう。
おすすめスコア:4.37(2025/12/24時点)
最安価格:559円(2025/12/24時点)
コスパ重視の人に。淡白だがバランスのとれた味わい
味の素AGFの「MAXIM マキシム」は、コストを抑えつつおいしさも求めたい人におすすめ。熱いうちも冷めてからも酸味や苦味が突出せず、バランスタイプ特有の飲みやすい味わいが特徴です。フリーズドライタイプで、お湯で溶かしたときの溶けやすさは申し分ありません。フィルターにのせてお湯を注ぐと0.23gの溶け残りがありましたが、しっかりとかき混ぜれば残った顆粒はほとんどなくなるでしょう。一方で、冷水と混ぜると顆粒がほとんど溶けず、味わいも薄くなったためアイスコーヒーには不向きです。ブラックコーヒーのおいしさは十分。やや後味に渋さを感じるものの、全体的に雑味の少ない淡白な味わいが特徴です。サラッと口に含める舌ざわりで、コーヒー特有の甘さやアーモンドのような香ばしさもほのかに漂います。ただし、深煎りながらも全体的に控えめな味わいに仕上がっているため、風味に物足りない印象を受けるかもしれません。カフェオレのおいしさはトップ層に一歩およばず。ミルクとコーヒーのバランスは釣り合っていますが、濃厚さに欠け淡白な味わいでした。さっぱりとした口当たりですが、後味にはわずかなざらつきを感じる可能性もあるでしょう。圧倒的なおいしさとはいえないものの、1,000円以下と比較的安い価格を考慮すると納得できる味わい。手軽にホットコーヒーを飲みたいコスパ重視の人は検討してください。
おすすめスコア:4.36(2025/12/24時点)
最安価格:492円(2025/12/24時点)
カフェオレ派にぴったり。ミルクを足して上品な甘さに
キーコーヒーの「インスタントコーヒー スペシャルブレンド」は、カフェオレを飲むことが多い人にぴったり。メキシコ・ベトナム産のブレンド豆を深煎りした苦味タイプの商品で、ミルクを加えると上品な甘さを楽しめました。特筆すべきは、カフェオレにしたときのおいしさ。ミルクの甘さがやや強く感じられながらも、コーヒー特有の甘味もしっかりと残っています。甘さ控えめの生クリームのような風味で、口当たりもなめらかでした。お湯にも溶けやすいフリーズドライタイプ。フィルターには0.39gの溶け残りがあり、大きめの顆粒がまばらに残っていましたが、よくかき混ぜれば気にならなくなるでしょう。冷水への溶け方もおおむね良好で、溶け残りはほとんどありません。やや控えめな濃度に仕上がりますが、ホット・アイスどちらの飲み方にも対応できる溶け具合といえます。ブラックコーヒーのおいしさは上位層に及ばなかったものの、黒糖のような甘さがほんのりある点は魅力。一方で、全体的な味わいを損ねるほどではありませんが、雑味や焦げたような香りがあり、インスタントコーヒー特有の酸味も気になりました。苦味をしっかりと感じますが、余韻を楽しめるほどの風味でもありません。とはいえ、ミルクを足したときのコクのある甘さは印象的。カフェオレ派の人はチェックしましょう。
監修者:小池美枝子(バリスタ/バリスタトレーナー)
ガイド:相野谷大輔(バリスタ・焙煎士/マイベスト キッチン・食品担当 )
※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。


