フリーローンとは、資金の使い道が限定されていない個人向けローンのこと。引っ越しや結婚、急な葬儀や入院など、まとまったお金が必要なときに便利です。しかし、みずほ銀行や三井住友銀行などの銀行をはじめ、横浜銀行や千葉銀行などの地方銀行までさまざまな銀行で取り扱いがあるうえ、「低金利なのはどこ?」「デメリットはある?」など気になることも多く、どれを選べばよいか迷いますよね。
今回は、人気のフリーローン9商品を、3個のポイントで比較して徹底検証。選び方とともに、おすすめのフリーローンをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなフリーローンは「適用される金利が低く、借入・返済がしやすい商品」。徹底検証してわかったフリーローンの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
マイベストでは最もおすすめできるフリーローンを「適用される金利が低く、借入・返済がしやすい商品」と定義。そんなベストなフリーローンを探すために、人気のフリーローン9商品を集め、以下の3つのポイントから徹底検証しました。検証①:上限金利の低さ検証②:利用のしやすさ検証③:融資スピードの早さ
おすすめスコア:4.36(2026/02/27時点)
Web完結型で金利も低め。横浜銀行エリア内ならぜひ候補に
横浜銀行の「ライフサポートローン」は、神奈川県のほか、横浜銀行の支店がある東京都・群馬県の一部エリアに住む人が利用できるフリーローンです。資金使途証明書が必要な分、金利は年5.350%と低め。本コンテンツで比較した平均金利より3.9%以上も低く、返済負担をできるだけ抑えながら利用したい人の候補に入るでしょう。また、契約時点で横浜銀行の住宅ローンを利用中の人や、給与振込の実績がある人の場合、年4.350%まで下げられる可能性も。申し込みから契約までWeb上で完結できるので、一度も来店することなく手続き可能です。ネットバンキングを用いた繰り上げ返済に手数料がかからないのもうれしいポイント。ただし、融資には3週間程度かかるため、2~3週間以内に支払い予定がある場合は注意が必要です。なお、横浜銀行には資金使途証明書が不要なフリーローンもありますが、その代わり上限金利は高め。書類が用意できる場合は、より金利の低い「ライフサポートローン」のほうがおすすめです。対象エリアに住んでいる人なら有力候補になるフリーローンなので、ぜひ検討してみてくださいね。
おすすめスコア:4.34(2026/02/27時点)
全国から申し込み可能。住宅ローン利用者はもっと金利が安くなる
住信SBIネット銀行の「多目的ローン」は、最大1,000万円まで借入可能で、ある程度まとまった資金が必要な場合もカバーできます。ネット銀行なので全国から申し込みできるのも魅力。比較的低金利で利用できるので、フリーローンの利用を考えている人はぜひ一度検討してほしいサービスです。使途確認資料の提出が不要の「フリーローン」も用意されていますが、「多目的ローン」は見積書や注文書などの提出が必須。その代わり、上限金利は年5.475%と低めです。比較した平均金利だった年9.264%を大きく下回りました。さらに、同行の住宅ローンを利用していたりSBI証券口座を保有していたりと、一定の条件を満たす人は、最大で1.0%の割引を受けられます。申し込みから借入までに必要な期間は、通常2週間程度です。契約はWebで完結するため、日中は忙しい人も利用しやすいでしょう。繰上返済手数料が無料なので、こまめに返済したい人にもおすすめです。ただし、ボーナス月の増額返済はできないので注意してくださいね。金利は安く利便性は高いので、住んでいる地域の銀行とも比較して候補に加えましょう。
おすすめスコア:4.23(2026/02/27時点)
千葉・茨城・埼玉在住の人に。資料提出なら低めの金利を適用
千葉銀行の「フリーローン」は、原則として、千葉県・東京都・茨城県・埼玉県・神奈川県に住んでいる人が対象。今回比較した横浜銀行がカバーしていない、千葉・茨城・埼玉エリアの人であれば、ぜひ検討候補に入れてほしいフリーローンです。金利は、使途確認資料の提出有無によって決まります。資金使途を確認できる資料を提出のうえ、Web契約なら年5.60%、住宅ローンを利用しているとさらに割り引かれて年5.40%で借入可能。今回検証した平均金利と比べ、3.6%以上も下回りました。手続きはWebで完結できるほか、窓口に出向いて相談しながら契約することも可能です。ただし、借入には3週間ほどかかるため、利用する際は余裕をもって申し込んでくださいね。地方銀行なので利用できるエリアは限られますが、繰上返済手数料も無料で、ボーナス月の増額も可能と、利便性の高いサービス。該当エリアに住んでいる人は、一度検討をおすすめします。
おすすめスコア:3.89(2026/02/27時点)
通常金利はそこまで低くないが、住宅ローン利用者なら優遇も
みずほ銀行の「みずほ銀行多目的ローン」は、借入上限金額が300万円で、返済期間は最長7年に設定されたフリーローン。基本的に使途確認資料の提出は必須ですが、借入金額が50万円以下なら、年収の確認書類を提出せずに借入できます。変動金利の上限は通常年6.275%で、今回比較した平均金利より3%近く低い金利でした。ただし、今回検証した上位サービスに比べると高く、金利面でのお得感は少なめです。一方で、みずほ銀行の住宅ローンを利用している人は検討の価値あり。利用中もしくは完済している場合は、金利タイプによっては年3.775%という低い金利で借入できます。また、Web完結はできず、審査後は来店もしくは郵送での手続きが必要。店舗での相談や申し込みは可能なので、相談しながら契約を進めたい人には利用しやすい印象です。融資スピードは14日ほどとほかのサービスと大差ありません。みずほ銀行の住宅ローン利用者で、来店や郵送の手間は気にならない人は、検討候補に含めるとよいでしょう。
おすすめスコア:3.76(2026/02/27時点)
最短1週間以内での借入も叶う。住宅ローン利用で大幅な金利割引
三井住友銀行の「フリーローン」は、資金使途証明書は必要ですが、借入を急いでいるなら注目のフリーローン。今回比較したなかで、1週間以内での融資が可能なのはここだけでした。最短で融資までの期間は2日。確認書類の準備期間を含めたとしても、ほかの銀行よりスピーディに借入できる可能性があります。通常金利の年6.375%は、今回比較した平均金利より2.8%以上低めです。さらに、三井住友銀行の住宅ローンを利用している人なら、年3%の大幅な金利の割引がある点は見逃せません。条件を満たせば年3.375%で利用できるため、融資スピード重視でなくとも利用を検討すべきです。一方で、利用のしやすさでは評価が伸び悩みました。Webで申し込み可能ですが、契約は支店内にあるローン契約機で行う必要があります。ローン契約機は18時まで利用できるものの、設置場所まで出向くのが難しい人には向きません。また、繰上返済手数料は有料で、こまめに返済したい人も利用しづらい印象です。融資スピードの早さが特徴のフリーローン。住宅ローンを利用中の人は検討する価値ありですよ。
おすすめスコア:3.4(2026/02/27時点)
福岡銀行エリア内の人に。資金使途証明が不要で利用しやすい
福岡銀行の「おまとめ・フリーローン (ナイスカバー)」は、資金使途証明なしで申し込める、固定金利のフリーローンです。利用できるエリアは福岡県など、福岡銀行の支店があるところに限られます。最大15年の返済期間を選択可能で、ゆったりと返済したい人にもよいでしょう。金利は審査により決定し、Web申し込みなら上限金利は年12.8%です。金利は3種類の数値から決定され、資金使途証明が不要な銀行のなかでは比較的低めの金利で利用できる可能性も。金額がわかる請求書や見積書などが用意できない場合は、十分検討候補に入りそうです。融資までに2週間ほどかかりますが、福岡銀行に普通預金口座を持っている人なら、契約までWebで完結可能。土日対応の窓口があるので、いざというときは相談しながら進められます。資金使途を問わず利用しやすいのは利点です。気になる人は、まずは事前審査で金利を確認してみてくださいね。
おすすめスコア:3.27(2026/02/27時点)
上限金利が年13.5%と高め。契約時は書類の郵送が必要
イオン銀行の「フリーローン・イオンアシストプラン」は、資金使途証明書が不要で、基本的に年収確認書類の提出も求められません。ただし、上限金利が年13.5%と高めなのは気がかり。比較した金利の平均は年9.264%でしたが、それを4.2%以上も上回り、利息による負担をできるだけ抑えたい人には向かない印象です。また、契約時には書類を郵送する必要があり、Web完結できるものに比べ手間がかかる点にも注意。一方、支店は土日でも営業しており、窓口で相談したい人にとっては利用しやすいフリーローンといえます。申し込みから融資までには2週間ほどかかり、スピーディな借入を求める人にも向きません。とはいえ、書類を準備する手間を省きたい人や、資金使途証明書が用意できない状況であれば候補に入るでしょう。
おすすめスコア:3.24(2026/02/27時点)
使途確認書類は不要だが、年14.00%と高めの上限金利がネック
りそな銀行の「りそなプレミアムフリーローン」は、使途確認資料の提出が必要ないフリーローン。借入上限は1,000万円までに対応し、出費が重なったときや楽器の購入など自由な用途で使えます。審査によって金利が決定しますが、気になるのは年14.00%という上限金利の高さ。比較した平均金利よりも4.7%以上高く、借入に利用すると返済負担が大きくなることが予想されます。りそな銀行の住宅ローン利用者は0.5%程度の割引が受けられるものの、特典によるお得感も低めです。一方で、どこからでもWeb完結で契約できるうえ、借入時や繰上返済時の手数料は無料です。土日対応の窓口もあり、いつでも気軽に相談できます。とはいえ、やはり上限金利の高さはネック。資金使途証明書が用意できないときの検討候補と考えてよさそうです。
おすすめスコア:3.24(2026/02/27時点)
上限金利が年14.00%と高く、特典によるお得感もあまりない
関西みらい銀行の「関西みらいフリーローン」は、使途確認資料を提出せずに借入可能。借入額が50万円を超えない場合は収入証明書も必要ありません。また、全国どの都道府県からでも利用できます。書類の準備に手間がかからないとはいえ、上限金利が年14.00%と高いのは気がかり。比較したフリーローンの平均金利を大きく上回りました。また、特典による割引もそれほど期待できません。住宅ローン利用で0.5%の割引を受けられますが、適用したとしても返済負担の軽減にはつながらない印象です。利用しやすさは申し分ありません。融資までのスピードは2週間ほどで、契約まですべてWebで完結。ただし、特典を含め大きな強みが感じられなかったので、まずは別のフリーローンから検討するほうがよいでしょう。
監修者:塚越一央(CFP認定者・1級FP技能士)
ガイド:大島凱斗(元銀行員/マイベスト クレジットカード・ローン・証券・保険担当)
※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。


