株アプリを使えば、iPhoneやAndroidなどのスマホから株価確認・チャート分析・銘柄検索・株式投資などができます。楽天証券・SBI証券・moomoo証券などの証券会社が提供しており、取引市場数や取引銘柄数、手数料は株アプリによってさまざまです。さらに、株式の情報収集がしやすいのはどれか、チャートが見やすいのはどれか、気になりますよね。
今回は、人気の株アプリ12サービスを、6個のポイントで比較して徹底検証。おすすめの株アプリをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストな株アプリは「豊富な情報取得機能や取引機能が備わり、お手頃な手数料で株取引ができる株アプリ」。徹底検証してわかった株アプリの本当の選び方も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
マイベストではベストな株アプリを「豊富な情報取得機能や取引機能が備わり、お手頃な手数料で株取引ができる株アプリ」と定義。そんなベストな株アプリを探すために人気の株アプリ12サービスを集め、以下6つのポイントから徹底検証しました。検証①:情報の取得のしやすさ検証②:アプリ内の取引充実度検証③:チャートの見やすさ検証④:手数料の低さ検証⑤:取扱市場の多さ検証⑥:銘柄数の多さ
おすすめスコア:4.62(2026/01/16時点)
使いやすさと証券会社のスペックの両方にこだわる人に
楽天証券の「iSPEED 株取引」は、アプリの使い勝手のよさと証券会社のスペックの両方を求める人におすすめ。情報の取得のしやすさ・アプリ内の取引充実度で高評価を獲得し、チャートの見やすさもほかのアプリに劣らない水準でした。四季報の閲覧機能や外部メディアとの提携、チャート形状検索などの情報取得機能が幅広く搭載されているのが特徴で、決算発表の通知といった珍しい機能も搭載。投資をするうえでの判断がしやすいといえます。チャート画面の見やすさはトップクラス。前日からの値上がり・値下がりといった情報をチャート画面の上部で確認できます。ほかの証券会社のアプリと比較して、チャート画面の見やすい位置に表示される情報が多い仕様でした。そのうえ、アプリ内の取引機能も充実。米国株取引・単元未満株の取引・信用取引・PTS取引と幅広い取引に対応しています。手数料も安く、国内株を1日60万円取引した場合の手数料は0円、米国株を1日100万円取引した場合でも3,000円程度しかかかりません。取扱市場は東証・名証の国内株の取扱市場やニューヨーク・ナスダック市場などの外国株の取扱市場に対応しています。投資可能な銘柄数も豊富で、検証したなかでトップクラスの多さでした。総じて欠点が見当たらず、情報収集からチャートの確認、取引までを快適に行いやすいハイスペックなアプリといえます。使いやすさと証券会社のスペックをバランスよく求める投資家はぜひ検討してみてください。
おすすめスコア:4.39(2026/01/16時点)
証券会社のスペック重視の人に。手数料が安く投資先が豊富
SBI証券の「SBI証券 株アプリ」は、手数料の安さと投資対象の幅広さを重視する人におすすめ。SBI証券が提供する日本株の取引に特化したアプリで、手数料の低さや取引市場・銘柄数の多さが高評価でした。国内株手数料はゼロ革命対象であれば0円なので、どれだけ取引しても手数料のコストがかさむことはありません。米国株の取引手数料は約定代金×0.495%と、国内証券会社のなかではトップクラスの低さ。国内株・米国株の両方の取引で、検証したなかでは安めでお得感が高いといえます。国内の取引所は東証・札証・名証・福証を網羅しており、地方のニッチな企業にも投資可能。外国の取扱市場も広く、ニューヨーク・ナスダック市場に加えてさまざまな国の証券取引所の取り扱いがあります。投資信託の銘柄数も2,000を超えており、投資したい銘柄が見つかりやすいでしょう。ただし、アプリの機能には欠点も。単元未満株の取引や信用取引には対応していますが、米国株に投資するには別のアプリに切り替える必要があります。四季報の閲覧機能や外部のニュースサイトとの提携に対応していて情報は取得しやすいものの、チャートの見やすさには難あり。時価総額・配当利回りなどの情報はチャート画面で確認できず、別の画面に遷移する手間がかかります。アプリの性能には惜しい点もあるものの、証券会社のスペックを最重要視する人にとっては選択肢になるでしょう。
おすすめスコア:4.26(2026/01/16時点)
投資判断の情報源に。ログインせずとも幅広い情報を収集可能
「moomoo証券」は、米国株取引を考えている人におすすめ。今回検証した株アプリのなかで、米国株を取引したときの手数料が最も安い結果でした。独自の自社レポートの配信のほか、ロイター・ブルームバーグといった海外メディア、FISCO・Traders Web・みんかぶといった国内メディアにも対応しています。国内株の手数料は無料に設定されているうえ、米国株手数料は約定代金の0.132%に設定。また、米国株取引は為替手数料がかからないため、SBI証券や楽天証券と比べて手数料を抑えられます。アプリ内の取引充実度も良好。単元未満株の取引から信用取引、米国株取引まで対応しています。時価総額や前日からの値上がり/値下り率がチャート画面の上部に表示されるのもメリット。日足がデフォルト表示されないのは惜しいものの、チャートの見やすさは悪くありません。国内市場の取り扱いは東証のみ。投資対象の幅広さはSBI・楽天に劣るものの、情報の充実度とコストの安さにこだわる人は検討しましょう。
おすすめスコア:4.23(2026/01/16時点)
米国株手数料は低いが、機能が限られ決め手に欠ける
松井証券の「松井証券 日本株アプリ」は、全体的に平均以上のスペックだったものの、いまひとつ決め手に欠けました。外国株はニューヨーク市場・ナスダック市場のみですが、国内の取引所は東証・札証・名証・福証を網羅。銘柄数も多く、取扱市場と銘柄数の多さには満足できるでしょう。四季報や提携メディアのニュース閲覧などの機能は搭載されているため、一定の情報収集は可能。しかしチャート形状検索がないため、投資対象銘柄の絞り込みには苦労する可能性があります。米国株の取引をするには別アプリへの切り替えが必要なことや、単元未満株の取引ができない点もネック。大手証券会社のアプリのなかでは珍しくIPOの取引ができるため、この点は利便性が高いといえるでしょう。国内株の現物取引は50万円までの取引であれば0円ですが、50万円を超えると手数料がかかります。少額しか取引しないなら問題ありませんが、今回の検証条件ではほかの証券会社に比べて手数料が安いとはいえません。一方、米国株手数料は約定代金×0.495%と低い結果でした。時価総額や配当利回りはチャート上部にはないものの、画面内で確認可能。機能面での制約があり、自身の投資スタイルに合うかよく吟味する必要がありますが、米国株の取引手数料の安さを最優先するなら候補になり得ます。
おすすめスコア:4.2(2026/01/16時点)
機能は決して悪くないが、飛び抜けて優れた点も見当たらない
三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券)の「三菱UFJ eスマート証券 アプリ」は、機能自体は悪くないレベル。証券会社のスペックもよいものの、飛び抜けて優れた点もなく決め手に欠けるため、幅広い投資家におすすめできるとはいえません。手数料の低さは優秀で、国内株を1日60万円取引しても手数料は0円。米国株を1日100万円取引した場合も特別高くはありません。情報の取得のしやすさの検証では、チャート検索やスクリーニング検索こそできないものの、四季報の閲覧機能や提携メディアのニュースの閲覧機能は搭載。加えて、優待情報の閲覧機能も備わっています。アプリ内でできる取引の幅も良好。PTS取引やアプリ内でのIPO取引には対応していないものの、米国株取引・信用取引・単元未満株の取引には対応しています。時価総額や配当利回りはチャート上部にはないものの、画面内で確認可能。前日からの値上がり/値下り率はチャート画面の上部に表示され、確認しやすいでしょう。日足もデフォルトで表示されます。国内の取引所は東証・札証・名証・福証を網羅し、外国もニューヨークとナスダック市場に対応。総じて大きな不満はないものの、目立った強みも見られない結果でした。
おすすめスコア:3.94(2026/01/16時点)
取引市場が多いが、アプリの機能性はいまひとつ。手数料も高め
マネックス証券の「マネックストレーダー株式」は、大手証券会社のなかではアプリの機能がそれほど充実していません。アプリ内では米国株への投資や単元未満株を活用した投資ができず、アプリの切り替えの手間がかかります。米国株を1日100万円取引した際の手数料は比較的低めの水準だった一方、1日定額手数料コースで1日60万円国内株を取引した際の手数料は高めでした。国内の取引所は東証・札証・名証・福証を網羅しており、国外も米国市場のほか、香港市場を取り扱っています。銘柄数も豊富です。情報の取得のしやすさも悪くはありません。四季報や提携メディアのニュースの閲覧が可能で、優待情報の閲覧や株価アラートといった機能も備わっています。ただしチャート形状検索やスクリーニング検索といった機能はなく、自分が投資したい銘柄を絞り込むのは難しい印象です。米国株投資・単元未満株への投資は本アプリではできず、マネックス証券が提供する別のアプリを通じて行う必要がありました。IPO取引も公式サイトを通じてのみ可能で、本アプリ内で完結しない取引が多いといえます。前日からの値上がり/値下り率はチャート画面の上部に表示され、時価総額もチャート画面で確認可能。とはいえ毎回切り替えが必要になるため、アプリの機能には物足りなさを感じそうです。
おすすめスコア:3.92(2026/01/16時点)
アプリの機能は悪くないが、投資信託の取り扱いがない
DMM.com証券の「DMM株」は、機能は悪くない株アプリ。ただし投資信託の取り扱いはなく、投資対象が狭いのが難点といえるでしょう。個別株と並行して投資信託もアプリを通じて購入したい人にとっては候補外といえます。アプリ自体の使いやすさは、おおむね満足できる水準です。チャート形状検索はできないものの、四季報の閲覧や提携メディアのニュースの閲覧が可能。スクリーニング検索や優待情報の閲覧、業績の閲覧もでき、情報収集をするにあたっても不足はありません。東証をはじめとして国内の主要取引所を網羅しており、地方のニッチな企業であっても投資できる可能性が高いでしょう。取引の幅も決して狭くはなく、米国株取引に対応しており、アプリを通じて信用取引やIPO取引も可能です。1日60万円取引した場合の国内株手数料は0円の株アプリが多いなか、有料なのが気になるところ。時価総額と配当利回りがチャート画面内で見られないのも難点です。少ないコストで国内株式を取引したい人には選択肢になりにくいでしょう。
おすすめスコア:3.75(2026/01/16時点)
手数料の高さがネックで、お得に取引するのは難しい
みずほ証券の「みずほ証券 株アプリ」は手数料が高く、お得に取引できない可能性があります。国内株・米国株ともに、検証した証券会社のなかで最もコストがかかりました。銘柄数は少ないものの、国内の取引所は東証・札証・名証・福証を網羅しており、国外も米国市場のほか、ロンドン市場や香港市場など幅広く取り扱っています。アプリ内の取引充実度の検証は、単元未満株・米国株取引の取引には非対応ですが、信用取引・IPO取引に対応しているという結果でした。四季報や提携メディアのニュースを閲覧できるのも魅力。チャート形状検索やスクリーニング検索はできませんが、株価アラートに対応しています。国内株を取引する際は、100万円以下のインターネットを通じた取引であれば約定代金×0.3465%の手数料がかかる形式。検証条件の60万円を取引したときの手数料が高めでした。米国株も手数料が高く、海外取次手数料もかかります。手数料の高さがネックで、コストを重視する投資家はほかを検討するのが無難です。
おすすめスコア:3.6(2026/01/16時点)
搭載された機能が限定的。外国市場に幅広く投資できない
岡三オンライン証券の「岡三カブスマホ」は、機能が充実しているとはいいがたい株アプリ。搭載されている機能は限定的で、外国市場に幅広く投資できるわけでもありません。提供元の岡三オンライン証券が米国株の現物取引に対応していないので、米国株取引をアプリ内では行えません。信用取引や単元未満株の取引はアプリでできる一方で、PTS取引は対象外。IPO取引もアプリではできず、公式サイトを通じて行う手間がかかります。多くのアプリで可能な四季報の閲覧に対応しておらず、チャート形状検索やスクリーニング検索にも非対応。情報は取得しにくい結果でした。国内株手数料は定額プランの場合、100万円までの取引なら無料。それ以上だと手数料がかかるので、巨額の取引をする人なら手数料のコストを無視できないでしょう。取り扱っている外国株の少なさもネック。香港証券取引所のみの取り扱いなので投資できるのは中国株のみで、米国株には投資できません。取扱銘柄数は多くはありませんが、選択肢が極端に少ないわけではありません。ある程度の有名銘柄なら取り扱いが期待できますが、充実した機能を求める人には不向きです。
おすすめスコア:3.56(2026/01/16時点)
取引の幅が狭く、チャート画面の見やすさにも難あり
GMOクリック証券の「GMOクリック株」は、アプリ内でできる取引の幅が狭く選択肢に入りづらい株アプリ。チャート画面の見やすさにも難があります。情報の取得のしやすさは良好。チャート形状検索はできないものの、四季報の閲覧機能やスクリーニング検索の機能が備わっています。業績や優待情報も閲覧でき、アプリ内で投資の判断材料となる情報を十分に入手できるでしょう。ただし、アプリ内でできる取引の幅が狭いのはマイナスポイント。信用取引には対応していますが、アプリを通じてIPO取引や単元未満株の取引はできません。加えて、投資対象が限られている点もネック。国内株は東証のみの取り扱いで、外国市場は扱っていません。地方のニッチな企業にも投資したい人や外国株にも投資したい人にとっては候補外といえるでしょう。取り扱っている投資信託の銘柄数も少なく、ほかの証券会社と比較して物足りない結果になりました。時価総額や配当利回りがチャート画面内に表示されず、チャートの見やすさにも不満が残ります。情報取得面の利便性は十分ですが、投資先の選択肢を増やすなら候補にはならないでしょう。
監修者:水野崇(CFP認定者/宅地建物取引士)
ガイド:大島凱斗(元銀行員/マイベスト クレジットカード・ローン・証券・保険担当)
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