旅行先での病気やケガなどのトラブルに備えられる海外旅行保険付きクレジットカード。しかし、「保険会社の保険とどう違う?」「クレカの保険で十分?」と疑問もあるでしょう。また、エポスカードや楽天カードなどクレジットカードによって自動付帯や利用付帯、補償額も異なるため、どれを選べばよいか迷いますよね。
今回は、人気の海外旅行保険付きクレジットカード27商品を5個のポイントで比較して徹底検証。選び方とともに、おすすめの海外旅行保険付きクレジットカードをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストな海外旅行保険付きクレジットカードは「自動付帯で補償と特典が充実し、ポイントも貯まる海外旅行保険付きクレジットカード」。ぜひ申し込みの際の参考にしてください。
マイベストではベストなクレジットカードを「自動付帯で補償と特典が充実し、ポイントも貯まる海外旅行保険付きクレジットカード」と定義。ベストなクレジットカードを探すために人気のクレジットカード27商品を集め、以下の5個のポイントから徹底検証しました。なお、国際ブランドによって補償額や事務手数料などの数値が変わる場合、海外旅行保険や空港サービスが充実している国際ブランドを採用して評価を行いました。検証①:年会費の手頃さ検証②:保険適用の簡単さ検証③:補償の充実さ検証④:空港サービスの豪華さ検証⑤:海外旅行先でのお得さ
おすすめスコア:4.59(2026/03/05時点)
学生注目!唯一の年会費無料&自動付帯!4.00%の高還元
株式会社ライフカードが発行する「学生専用ライフカード」は、海外旅行をする学生におすすめ。海外旅行保険が無料で自動付帯され、還元率も高いカードです。なお、海外旅行傷害保険は廃止予定のため、2026年3月31日以降の出発分は別カードの検討がおすすめです。自動付帯であるため、適用条件を気にすることなく保険が適用されます。傷害・疾病治療費用は200万円、傷害死亡と賠償責任補償は2,000万円と、万が一のトラブルに対する補償も年会費無料のなかでは高い水準でした。また、海外での支払いで最大4.00%キャッシュバックされる点も魅力です。キャッシュバックは年間で最大10万円までですが、ポイントとは異なり現金で受け取れます。海外事務手数料は3.85%、実質還元率は0.15%とお得なカードです。キャッシュレス診療に対応していない点や、空港ラウンジの利用、荷物宅配・預かりなどの空港サービスも一切付帯していない点は、気になるところ。キャッシュレス診療を利用できないため、高額な医療費が発生するケースに備えて、事前の準備をするとよいでしょう。とはいえ年会費無料で、保険を簡単に利用でき、海外でのショッピングを楽しみたい学生にぴったりの1枚です。
おすすめスコア:4.42(2026/03/05時点)
年会費無料で疾病治療費用270万円!手荷物宅配割引つき
株式会社エポスカードが発行するエポスカードは、キャッシュレス診療に対応し、年会費無料のなかで補償額が高い点が魅力です。キャッシュレス診療対応や24時間電話サポートといったサポート体制がついてくるため、個人の負担が小さく、万が一の時でもスムーズに対応できるでしょう。補償内容も傷害治療費用は200万円、疾病治療費用は270万円と年会費無料のなかで高い補償額です。また、空港ラウンジは利用できませんが、手荷物宅配や手荷物預かり・クロークサービスなどの割引特典がつく点はうれしいポイントです。一方、利用付帯であるため保険の適用に事前の手続きが必要なので、事前に適用条件を確認し、クレカでの支払いをしてくださいね。航空機遅延・欠航補償や手荷物遅延補償は付帯しないので注意が必要です。海外事務手数料は3.85%、還元率は0.50%。実質還元率は-3.35%と大きいマイナスなので、お得にポイントを貯めるには不向きなクレジットカードといえます。年会費無料で海外旅行中のサポートや補償の手厚さを重視する人にとって、おすすめの1枚です。
おすすめスコア:4.42(2026/03/05時点)
年会費が安く自動付帯。治療費用の補償額は200万円。
株式会社ライフカードが提供するライフカード<旅行傷害保険付き>は、旅行保険機能を重視したカードで、年会費は1,375円と手に取りやすいうえに自動付帯です。なお、海外旅行傷害保険は、2026年3月31日以降の出発分は自動付帯から利用付帯に変わります。自動付帯がいい人はほかのカードを検討してください。自動付帯であるため、カードを所持しているだけで保険が適用。補償の面では、傷害・疾病治療費用は200万円であり、一般カードのなかでは補償額は比較的高い方でしょう。24時間対応の電話サポートも付帯しており、緊急時の相談体制にも対応しています。キャッシュレス診療には対応していなく、空港ラウンジや手荷物サービスもついてこないので、快適さを求めるユーザーには不向きです。航空機遅延・欠航補償や手荷物遅延補償も付帯しないので注意が必要ですよ。また、ポイント還元率は0.50%で、海外事務手数料は3.85%と実質還元率は-3.35%と大幅にマイナスになるので、海外利用におけるお得感は期待しにくいといえます。空港サービスやお得さの点では惜しいところがありますが、手頃な価格で自動付帯のクレジットカードがほしい人にとって、選択肢の1つとなるカードでしょう。
おすすめスコア:4.41(2026/03/04時点)
申し込みは18〜39歳限定。無料でキャッシュレス診療対応
日本発の国際ブランドJCBが発行するJCBカード Wは、年会費無料でキャッシュレス診療対応、海外事務手数料が低いクレジットカードです。JCBオリジナルシリーズのなかでも18〜39歳までの申し込みに限定されています。保険の適用は、旅行代金をカードで支払うことで保険が利用付帯される仕組みで、キャッシュレス診療や24時間の電話サポートがついており、旅行中の万が一にも対応できるでしょう。利用付帯であり、補償額は傷害・疾病治療費用が100万円で、治療費用が高い国へ旅行する人には向かないでしょう。空港ラウンジは利用できませんが、手荷物宅配・預かりサービスは割引価格で利用できます。また、航空機遅延・欠航補償や手荷物遅延補償は付帯しないので注意が必要ですよ。ポイント還元率は常時1.00%、海外事務手数料は1.60%で、実質還元率は-0.60%と少しのマイナスで抑えられますよ。利用付帯ではあるものの、年会費無料で基本的な保険とサポートを受けたい人には選択肢の1つとなるでしょう。
おすすめスコア:4.4(2026/03/04時点)
年会費無料で基本補償は確保。キャッシュレス診療対応
株式会社リクルートが発行するリクルートカードは、JCBやVISAといった国際ブランドによってサポート内容や海外事務手数料が異なります。年会費無料で、ポイント還元は1.20%と高いことが特徴。国際ブランドは、キャッシュレス診療対応で、海外事務手数料が安いJCBがおすすめです。海外旅行保険は旅行代金を事前にカードで支払うことで保険が適用される利用付帯で、キャッシュレス診療対応(JCB)と24時間の電話サポートつき。そのため、旅行中のトラブルにスムーズに対応できるでしょう。補償内容は傷害・疾病治療費用が100万円、賠償責任が2,000万円と年会費無料のなかでは相場の価格帯です。海外でのポイント還元率は1.20%で海外事務手数料は1.60%。実質還元率は-0.40%と少しのマイナスで出費を抑えられます。一方で、航空機や手荷物の遅延に関する補償がなく、空港サービスの特典が付帯していない点は気になるポイント。補償内容の充実さを重視し、空港ラウンジや手荷物宅配・預かりといった空港サービスなど、旅行の快適さを求める人にとっては、物足りないと感じるでしょう。旅行代金をカードで支払い、必要な補償とサポート体制があれば十分という人にとっては、選択肢となるカードです。
おすすめスコア:4.39(2026/03/04時点)
年会費無料で治療費用は100万円。空港ラウンジ特典はなし
三菱UFJカードは、年会費無料で一般カードの相場の補償を受けられます。ポイントアップ対象店舗(*2)では高還元で利用できるため、海外だけでなく国内で普段使いをしたい人にはおすすめ。コンビニや飲食店、スーパーなどの対象店舗(*2)では7.00%還元でポイントを貯められます。海外旅行保険は旅行代金を事前にカードで支払うことで保険が適用される利用付帯で、キャッシュレス診療と24時間の電話サポートに対応。補償内容は、傷害・疾病治療費用や救援費用が各100万円、賠償責任や死亡・後遺障害が各2,000万円と一般カードのなかでは相場の補償額。海外での還元率は0.50%であり、海外事務手数料が低いAMEXの場合は2.00%。実質還元率は-1.50%で多少のマイナスで抑えられます。ただし、VISAやJCBといった国際ブランドによって、海外事務手数料が異なりますので、注意してくださいね。空港ラウンジや手荷物宅配・預かりなどの空港サービスは付帯していないので、特典を重視している人には向かないカードです。保険の使いやすさが懸念点ではあるものの、補償を年会費無料で確保したい人にとっては選択肢の1つになるカードといえるでしょう。
おすすめスコア:4.35(2026/03/04時点)
年会費無料で治療費用200万円。空港サービスは付帯せず
楽天カード株式会社が提供する楽天カードは、国内での還元率が1.00%と高いクレジットカードで、年会費無料で海外旅行保険が付帯しています。補償内容は傷害・疾病治療費用が各200万円、賠償責任が3,000万円と年会費無料のクレジットカードのなかでは高い補償額。キャッシュレス診療には対応していませんが、24時間電話サポートがついてくるので、万が一の場合のサポート体制がありますよ。一方で、携行品損害や航空機・手荷物の遅延補償は含まれていない点が気になるところ。また、国際ブランドによって、海外利用時の還元率が変わります。JCBやAMEXを選ぶと、海外での利用では還元率が1.00%、海外事務手数料は3.63%で、実質還元率は-2.63%と大きくマイナスになります。VISAやMastercardだと、海外での利用で0.50%に還元率が引き下がるので注意してくださいね。空港ラウンジや空港サービス特典は付帯していないので、特典を重視する人は注意が必要でしょう。特典の内容や海外でのお得さに課題が残りますが、年会費無料で補償額が高めの海外旅行保険を求めている人には選択肢の1つになるでしょう。
おすすめスコア:4.3(2026/03/04時点)
お手頃価格で空港ラウンジ利用可能。携行品損害もつく
楽天カード株式会社が提供する楽天ゴールドカードは、年会費は2,200円とリーズナブルで、海外旅行保険付きゴールドカードのなかでも手に取りやすい価格帯です。治療費用は200万円、賠償責任は3,000万円、死亡・後遺障害は2,000万円と、一般カードの高い水準と同じくらいの補償額。空港ラウンジサービスを年間2回無料で利用でき、出発前の待ち時間を快適に過ごしたい人には向いています。一方で、海外旅行保険は利用付帯でキャッシュレス診療には対応していない点が気になるところでしょう。くわえて、航空機遅延や手荷物遅延などの補償は付帯していなく、年会費無料の普通カードとの主な違いは携行品損害がつき空港ラウンジを利用できるという点で、補償額は上がらないので注意しましょう。国際ブランドをJCBやAMEXにすると、海外での利用では還元率が1.00%、海外事務手数料は3.63%で、実質還元率は-2.63%と大幅なマイナスになります。さらに、VISAやMastercardだと、海外での利用で0.50%に還元率が引き下がるので注意してくださいね。手頃な価格でゴールドカードを手にしたい人や海外だけでなく、国内の空港ラウンジを使用したい人にとっては選択肢となる1枚でしょう。
おすすめスコア:4.3(2026/03/05時点)
自動付帯付き利用付帯で遅延補償も付帯。年会費はやや高め
三菱UFJカード ゴールドは、年会費は11,000円で、保険の使いやすさと補償内容、空港特典のバランスに優れています。VISAやAMEXといった国際ブランドによって、海外事務手数料が異なるので注意してくださいね。自動付帯付き利用付帯で24時間の電話サポートやキャッシュレス診療にも対応しているので、旅行中のトラブル時にも落ち着いて対応できるでしょう。補償内容は傷害・疾病治療費用が各300万円、死亡・後遺障害は各5,000万円、賠償責任は5,000万円が含まれるだけでなく、航空機遅延・欠航補償、手荷物遅延補償にも対応しています。海外での還元率は0.50%であり、海外事務手数料が低いAMEXの場合は2.00%。実質還元率は-1.50%で多少のマイナスで抑えられますよ。空港ラウンジは無料で利用可能ですが、手荷物宅配・預かりなどの空港サービスの特典は付帯しないので特典を重視する人にはやや向かないカードでしょう。サポート体制や空港サービス特典に課題が残るものの、自動付帯で幅広い補償を受けたく、空港ラウンジの利用をしたい人にとって選択肢となる1枚といえるでしょう。
おすすめスコア:4.27(2026/03/04時点)
お手軽価格で一般カードよりも上の補償。治療費用300万円
株式会社エポスカードが提供するエポスゴールドカードは、年会費5,000円と比較的手に取りやすい価格帯のゴールドランクのクレジットカードです。一般カードよりも上の補償額でキャッシュレス診療にも対応しています。補償内容では、傷害・疾病治療費用が各300万円、死亡・後遺障害・賠償責任も各5,000万円。くわえて、キャッシュレス診療や24時間対応の電話サポートもついており、トラブル時に対応できるでしょう。同伴者は有料になりますが、会員は空港ラウンジを無料で利用でき、ラウンジを重視する旅行者にとっては魅力的な特典といえます。一方、利用付帯であるため、保険適用には旅行代金をカードで支払う必要があり、条件を満たさない場合は補償が受けられない点は注意が必要です。また、航空機や手荷物の遅延に対する補償が含まれていないため、有料クレカに補償の幅を求めている人には向いていないでしょう。手荷物宅配やクロークサービスは割引止まりなのも惜しいところ。海外事務手数料は3.85%、還元率は0.50%で、実質還元率は-3.35%と大きいマイナスです。補償内容と空港サービスを重視しつつ、コストも抑えたい人にとってはバランスの取れたクレジットカードとなるでしょう。
監修者:伊藤亮太(Ryota Ito)(ファイナンシャルプランナー)
ガイド:大島凱斗(元銀行員/マイベスト クレジットカード・ローン・証券・保険担当)
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