電子レンジ・炊飯器など消費電力の多い電化製品にも使用できる、大容量のポータブル電源。車中泊やキャンプなどのレジャーはもちろん、災害時や停電時にも大活躍します。しかしJackery(ジャクリ)・Anker(アンカー)・EcoFlow(エコフロー)・JVC(ジェーブイシー)・EENOUR(イーノウ)などさまざまなブランドが商品を販売しており、機能もさまざま。結局どれを選べばよいのか、迷いますよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気の大容量のポータブル電源26商品を集め、6個のポイントで比較して徹底検証。おすすめの大容量のポータブル電源をランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストな大容量のポータブル電源は「災害時に持ち運びやすく、消費電力が高い機器でも長時間使用でき、耐久性が高い商品」。徹底検証してわかった大容量のポータブル電源の本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
マイベストではベストなポータブル電源を「災害時に持ち運びやすく、消費電力が高い機器でも長時間使用でき、耐久性が高い商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のポータブル電源26商品を集め、以下の6個のポイントで徹底検証しました。検証①:使用できる家電の豊富さ検証②:実容量の多さ(大容量向け)検証③:持ち運びやすさ検証④:耐久性の高さ検証⑤:災害時での使いやすさ検証⑥:使い勝手の良さ
おすすめスコア:4.8(2026/02/16時点)
最安価格:102,999円(2026/02/16時点)
高出力・大容量のモデル。据え置き使用におすすめ
EcoFlow(中国・深圳)が展開する「DELTA 2 Max」は、出力性能と蓄電容量のバランスに優れた大容量ポータブル電源です。リン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、UPS・BMSなどの安全機構も搭載。アプリによる遠隔操作や30dBの静音設計が魅力です。使用できる家電の豊富さの検証では、定格2,000Wと高く、炊飯器やオイルヒーターなど出力の大きな機器にも対応できるという結果でした。X-Boostによる2,400W出力や定電圧機能の搭載により、より幅広い機器での使用が可能。実容量の多さの検証では、実容量1,710Whと長時間の使用が求められる場面でも安定した電力供給が可能でしょう。一方で、本体重量が23.41kgと重く、車輪が非搭載である点から、持ち運びづらいでしょう。また、防水・防塵性能は搭載されておらず、屋外利用時は注意が必要です。据え置き用途を前提に、大容量と出力性能を重視する人におすすめ。在宅避難を想定している人は購入を検討してみてください。
おすすめスコア:4.8(2026/02/16時点)
最安価格:254,100円(2026/02/16時点)
災害時に必要な家電をほとんど使用可能。容量の多さも魅力
中国発のエネルギーソリューション企業EcoFlowが展開する「DELTA 2 Max S」は、高出力モデルとしてラインナップされたポータブル電源です。リン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、UPS機能やアプリ連携機能を持ち合わせています。定格出力2,000Wの高出力性能に加え、X-Boost機能を使えば最大2,400Wまでの家電も動かせるため、幅広い家電で使用可能です。実容量の検証では1,820Whと豊富で、消費電力の多いシーンでも使用しやすいでしょう。一方で、重量は23.69kgと重くキャスターがないため、持ち運びにくい点はネック。防水・防塵性能がないため、屋外設置時には注意が必要です。据え置き型としての利用を前提に、家庭用や災害時のバックアップ電源を検討している人には向いています。持ち運ぶシーンの多いアウトドア利用が中心の人には不向きな一面もあるため、使用環境を踏まえて選びましょう。
おすすめスコア:4.77(2026/02/16時点)
最安価格:306,900円(2026/02/16時点)
車中泊で使う家電のほとんどを使用可能。ポートの数も多い
ECOFlowの「DELTA Pro」は、車中泊で使用したい人におすすめです。定格出力は3,000W以上あるうえに、パワーは弱まりますが定格出力以上の家電を稼動させられる機能も搭載。電気毛布・サーキュレーター・車載冷蔵庫など、車中泊のときにあると便利な家電をほぼ使用できます。実容量は3,360Whとトップクラスで、容量を気にすることなく車中泊で使用しうる調理家電を動作可能。災害用としても活躍するでしょう。バッテリーにはリン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、長期間使用しても壊れにくい点がメリットです。過放電・過充電を抑制するBMSや、バッテリーの負担を減らすEPSも搭載しています。しかし防塵・防水性能はないため、野ざらしでの使用は避けるのが無難です。スマホアプリで遠隔操作できるほか、静音設計で稼動音が抑えられているのも魅力。AC給電ポートが5つと多めで、複数台の家電を一度に動かせます。USB Type-Cポートは2つ以上あり、そのうち1つは急速充電に対応。USB Type-Aポートは4つ以上あり、複数のスマホを充電しながらUSB端子がある電化製品も使用できます。パススルー機能により、本体の充電を待たなくても家電に給電可能。容量の拡張にも対応し、車中泊の設備を増設したときにも対応できます。ランタン機能はないものの、災害時も十分使いやすいでしょう。本体は持ち手や車輪付きですが、重量が45kgと重いので持ち運びにくい点には注意が必要です。重さがあり移動は難しいものの、常設であれば問題なし。車載用にポータブル電源を探している人は検討してみましょう。
おすすめスコア:4.76(2026/02/16時点)
最安価格:131,900円(2026/02/16時点)
重量が重く持ち運びしづらいが、出力が高い家電も使用可能
ドローンやカメラ製品で知られるDJIが展開する「power 2000」は、家庭用やアウトドア、非常時まで幅広いシーンで活躍するポータブル電源です。スマートフォンアプリ「DJI HOME」との連携による遠隔操作にも対応しています。定格出力は2,700Wと高く、炊飯器・電気ケトル・オイルヒーターなどの高出力家電の使用も可能。災害時に必要な家電も幅広く使えます。また実容量は1,730Whと高く、災害時の備えやキャンプ・車中泊など長時間の電力供給が可能でしょう。重量は21.65kgで、車輪は非搭載で頻繁に持ち運ぶシーンには不向き。据え置きや車載での使用がおすすめです。また防水・防塵性能が搭載されていないため、屋外で使用する際には注意が必要といえます。据え置き利用がメインで高出力と長時間稼動を重視する人におすすめです。
おすすめスコア:4.75(2026/02/16時点)
最安価格:252,908円(2026/02/16時点)
実容量が多い。車中泊でも電力量を気にせずに使用可能
Jackeryの「ポータブル電源 2000 Plus JE-2000C」は、実容量が多く車中泊でも使用したい人におすすめです。検証では実容量1,625Whを記録。ポータブル冷蔵庫を使いつつ季節家電で体温調節をするなど、車中泊のときに電力量を気にせず家電を使えるほど余裕があります。定格出力は3,000Wで、数多くの家電が使用できるのも魅力です。IHクッキングヒーター・オイルヒーター・電気ケトルなど、消費電力が高い家電も動作できます。車載用のほか災害用としても活用できるでしょう。リン酸鉄リチウムイオン電池を使用し、寿命が長いのも特筆すべき点です。バッテリーの負荷を軽減するBMS・EPSも搭載し、長期間劣化しにくいといえます。しかし防塵・防水性能は非搭載で、屋外での使用には注意しましょう。AC給電ポートが5つあり、調理家電を同時に複数台使用できるのもポイント。充電ポートはType-C・Type-Aを2つずつ搭載しており、充電したいデバイスが多くてもポート数が足りるでしょう。しかし、ワイヤレス充電やアプリでの遠隔操作ができず、利便性は上位商品におよびません。ランタン機能はないもののパススルー機能搭載で、家電に給電しながら本体を充電可能。容量の拡張もでき、車中泊用の設備を拡充したときにも便利です。両手用の持ち手や車輪付きですが、重量が27.9kgもあるので持ち運びはしづらいでしょう。とはいえ、実容量・定格出力が多く、状況に合わせて容量を拡張できるのも便利。車中泊用に車に積んでおくなら検討してみてください。
おすすめスコア:4.73(2026/02/16時点)
最安価格:143,880円(2026/02/16時点)
在宅避難に備えたい人に。定格出力・実容量は申し分なし
Jackeryの「ポータブル電源 2000 New」は、在宅避難に使うならおすすめ。定格出力は2,200Wと大きく、さまざまな家電を動作できます。電子レンジ・IHクッキングヒーターのほかにドライヤー・電気ケトルなど、生活で使用している家電の大半を使用できるでしょう。実容量は1,750Wh。電力の大きい季節家電を使用できるほど多く、停電が長引いても対応できるといえます。リン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、長期間使いやすい点も魅力です。過充電・過放電を防ぐBMS・停電時も電力を供給するUPS機能も搭載しているため、バッテリーの負担を軽減する効果に期待できます。一方で防水・防塵性能はないため、屋外で使う場合は注意が必要です。中心に持ち手はありますが、17.9kgと重いことで持ち運びやすさの評価は伸び悩みました。頻繁に移動する必要のない在宅避難時なら活躍するでしょう。災害時での使いやすさは良好。パススルー機能搭載で、充電しながら家電に給電できて便利です。容量の拡張はできませんが、LEDライト機能もあるため、停電時の明かりとしても使えます。同時に複数の家電を使える点もポイント。Type-A充電ポートは1つとやや物足りませんが、Type-C充電ポートが2つ以上あり、うち1つは急速充電に対応しています。AC給電ポートも3つ搭載していました。持ち運びにくさは難点ですが、もしもの事態に頼りになる定格出力・実容量。家に置いておけば不便さは感じられず、在宅避難に備えるなら候補になるでしょう。
おすすめスコア:4.73(2026/02/16時点)
最安価格:99,825円(2026/02/16時点)
高出力な家電にも対応。災害対策にもおすすめの商品
中国・深圳に本社を構えるEcoFlowは、幅広い容量のポータブル電源を展開するメーカーです。「DELTA3 1500」は、同社の旧商品であるDELTA3(約1,000Wh)とほぼ同サイズでありながら、容量が約1.5倍になっている点が魅力。価格帯としてはミドルクラス以上に位置づけられ、防災対策やアウトドア用途に適した製品です。定格出力は高く、高出力な家電にも対応できるでしょう。実容量は1,310Whに達し、災害時など長時間にわたる電力供給が求められるシーンで活躍します。出力・容量ともに高いため、電気毛布や炊飯器、ポータブル冷蔵庫なども使用可能です。バッテリーには、寿命が長く繰り返しの充放電に強いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用。長期の使用にも適しています。しかし、車輪がなく持ち運びにくいほか、重量が16.1kgと重いため、家庭内での据え置き利用におすすめです。在宅避難時の備えとして、電力を確保しておきたい人におすすめの一台です。
おすすめスコア:4.72(2026/02/16時点)
最安価格:179,800円(2026/02/16時点)
複数の家電を使用したい人に。高消費電力の家電にも対応
ブルーティパワーの「大容量ポータブル電源 AC240」は、災害時に複数の家電を同時に使用したい人におすすめ。AC給電ポートを3つ搭載し、必要な家電を同時に使用できます。充電ポートはType-C・Type-Aを2つずつ搭載し、複数のデバイスを同時充電するには十分。静音設計もされているので、使用時の音が気になりにくいでしょう。定格出力は非常に高く、検証では2,000Wを記録。約600Wの電子レンジ・約1,000WのIHクッキングヒーターなど、高消費電力の家電も使用できます。実容量は1,340Whと十分で、同時に家電を使用しても容量不足になるリスクが低め。実容量が多いうえに定格出力が高いため、ポータブル冷蔵庫・調理家電などを使いたい車中泊でも活躍しそうです。使用バッテリーはリン酸鉄リチウムイオン電池で、温度上昇による熱暴走を起こしにくいのもポイント。BMSで過放電を防止し、UPSでバッテリーへの負担を抑える効果も期待できます。さらにIP65相当の防塵防水性能があり、屋外でも使いやすいでしょう。パススルー機能で、本体の充電・家電への給電が一緒にできるのも便利です。ランタン機能はないものの、容量の拡張が可能で、使いたい家電が増えても増設して対応できます。本体には両手用の持ち手や車輪がありますが、サイズが大きいうえに33kgと重く持ち運びは大変です。運搬には苦労しますが、車載用・在宅避難用など常設するなら問題ないでしょう。災害時や車中泊などさまざまなシーンで、複数の家電を使用したい人に向いています。
おすすめスコア:4.69(2026/02/16時点)
最安価格:129,000円(2026/02/16時点)
リン酸鉄リチウム電池で長寿命。定格出力・実容量ともに申し分なし
PECRONの「ポータブル電源 E1500LFP」は、防災用にポータブル電源がほしいすべての人におすすめ。基本性能が高く、とくに使用できる家電の豊富さ・実容量の多さで高評価を獲得しました。定格出力はトップクラスの1,300W以上で、生活家電のほとんどが使用できます。オイルヒーター・電気毛布などの季節家電が使えるため、寒い冬の体温調節にも便利。電子レンジ・IHクッキングヒーターといった調理家電にも使用でき、災害時でも温かいご飯が食べられるでしょう。災害時でも十分な実容量があり、長時間家電を使用できます。検証では1,328Whを記録し、電気毛布だと1日8時間なら3日間は使える計算。電気復旧率が80%になるまでの目安は3日間なので、復旧するまで暖かく過ごせそうです。使用バッテリーはリン酸鉄リチウムイオン電池で、フル充電からフル放電を繰り返すサイクル回数が多いため長寿命。過充電・過放電を防ぐBMSや、停電などの電源トラブルが起きた場合に、機器に電力を供給するUPS機能も搭載しています。防水・防塵機能がなくアウトドア用には不向きですが、災害用として屋内で使うなら十分です。連携アプリで遠隔操作ができるほか、ポータブル電源のバッテリー残量・充電状況も確認できます。AC給電ポートの数は3つあり、家電を同時に使えるのもポイント。充電ポートはType-Cが2つ・Type-Aが4つと豊富でワイヤレス充電にも対応し、複数のデバイスを一気に充電できます。LEDランタンは非搭載ですがパススルー機能があり、家電に給電しながらソーラーパネルで本体の充電も可能。容量の拡張も可能で、使いたい家電が増えても対応できます。両手用の持ち手があるものの車輪がないうえ重量は18kgと重く、持ち運びは大変です。持ち運び用には向いていませんが、定格出力・実容量に優れており便利な機能も豊富なので、防災用に購入したい人の最有力候補になるでしょう。
おすすめスコア:4.69(2026/02/16時点)
最安価格:143,080円(2026/02/16時点)
利便性の高さを求める人に。アプリでの遠隔操作に対応
Jackeryの「ポータブル電源 1000 Plus」は、利便性が高いうえに安心感のある商品がほしい人におすすめです。Bluetooth・Wi-Fiで接続できるスマホアプリを利用して、本体の充電残量の確認・リモート操作が可能。検証したなかでも長めの最大5年間の保証があり、安心して使用しやすいでしょう。定格出力は1,300W以上と非常に高く、停電時でも日常使いしている家電をほとんど使用できます。オイルヒーター・IHクッキングヒーター・電気ケトルなども使用でき、災害時にも温まれる環境を作りやすいでしょう。検証では実容量が1,115Whを記録し、災害時に必要な目安である1,200Whに近い容量。56Wの電気毛布も1日6時間ほどであれば3日間使用でき、冬でも電気が復旧するまでの目安の日数を温かく過ごせそうです。AC給電ポートは3つ以上あり、同時に複数の家電を使用できます。充電ポートは、急速充電対応のUSB Type-Cが2つとUSB Type-Aが2つ。ワイヤレス充電には非対応ですが、複数デバイスを接続してもポート数不足にはならないでしょう。ランタン機能があり、容量の拡張ができるため、使いたい家電や避難する人数など必要に応じて増設可能。パススルー機能もあり、ソーラーパネルで本体を充電しながら家電に電力を送れます。しかし、重量が14.5kgと大きめで車輪はなし。中心に持ち手があるものの、スムーズな移動は難しい印象です。バッテリーはリン酸鉄リチウムイオン電池で耐久性が高く、高温時でも発火・爆発する危険性が低め。防塵・防水機能はありませんが、過充電・過放電を防ぐBMSや、充電・給電を同時にしてもバッテリーの負荷を抑えるUPSは搭載しています。砂ボコリや水には注意が必要ですが、定格出力・実容量だけでなく機能性も申し分なし。災害時だけでなく車中泊にもおすすめできます。
監修者:三沢おりえ(総合危機管理アドバイザー)
ガイド:福田明日香(マイベスト ファッション・スポーツ・アウトドア商材担当)
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