学資保険とは、子どもの教育資金を準備するための保険です。計画的に教育資金を準備できるほか、年末調整や確定申告を行うことで税負担を軽減できます。ゆうちょ銀行と同じグループに属するかんぽ生命保険や、明治安田生命保険・ソニー生命保険・アフラック生命保険など多くの保険会社で取り扱いがあるうえ、月々の保険料や返戻率、メリット・デメリットはさまざま。「学資保険はおすすめしない」という口コミもあり、どう選べばよいのか迷いますよね。
今回はインターネットで人気の学資保険9商品を、2個のポイントで比較して徹底検証。あなたにおすすめの学資保険をランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストな学資保険は「最も少ない積み立て額で大学進学のための資金を準備できる商品」。徹底検証してわかった学資保険の本当の選び方や、学資保険の代わりになる方法も解説します。ぜひ本コンテンツを参考にしてくださいね。
マイベストではおすすめな学資保険を「最も少ない積み立て額で大学進学のための資金を準備できる商品」と定義。そんなあなたにおすすめな学資保険を探すために、インターネットで人気の学資保険9商品を集め、以下の2個のポイントから徹底検証しました。検証①:返戻率の高さ検証②:祝金の充実度
おすすめスコア:4.69(2026/01/15時点)
中学・高校の進学費用にも。返戻率はトップクラス
ソニー生命保険が運営する「学資金準備スクエア」は、子どもの中学校・高校の入学時にも保険金を受け取りたい人の検討候補になるでしょう。大学入学以前の進学時にも、祝金として保険金を分割して2回受け取れます。祝金が不要な場合は据え置きも可能で、柔軟性が高いこともメリットです。さらに、返戻率の高さは平均よりも高評価。男女ともにすべての年齢で、検証したサービスのなかでの返戻率の平均を上回っていました。とくに、25歳・30歳・40歳での加入であれば性別問わず、返戻率は116%以上。50歳以上の加入でも110%程度の返戻率でした。祝金の充実度と返戻率の高さの評価から、進学先によっては費用負担が大きくなる中学・高校の進学費用にも備えたい人に向いている学資保険といえます。
おすすめスコア:4.47(2026/01/15時点)
大学入学時に絞って資金を準備したい人に。返戻率も高い
明治安田生命保険が運営する「明治安田生命つみたて学資」は、大学入学時に絞って資金を準備したい人におすすめです。保険金が受け取れるタイミングは、大学入学の前年度から1年ごと。それ以前の中学校・高校の入学時などには受け取れないので、大学への進学費用に備えたい人向きです。返戻率の高さもメリット。検証したサービスのなかでの返戻率の平均を、性別を問わずすべての年齢で超えていました。25歳・30歳・40歳で加入した場合の返戻率は、男女いずれも116%を上回っており、返戻率の高さを最重視する人にも向いています。祝金は受け取れないものの、返戻率の高さが魅力の学資保険です。将来子どもが大学へ進学することを想定して学資保険を探している人は、ぜひ検討してください。
おすすめスコア:4.33(2026/01/15時点)
子どもの万が一に備えたい人に。保障ありでも返戻率が高い
JA共済が運営する「JAのこども共済」は、子どもの万が一に備えたい人は検討してもよい学資保険。大学入学資金の準備と同時に、子どもが病気や災害で後遺障害など抱えた場合に保険金が支払われる保障がついています。検証した結果、返戻率は年齢・性別問わず、平均を上回る結果でした。大学入学以前にも、幼稚園・保育園の入園時、小・中・高の入学時と、最大4回分割して保険金を受け取れるのはメリット。分割して受け取らない場合は据え置きも可能です。教育資金を備えつつ、万が一に備えて子どもの保障を手厚くしたいなら検討候補になります。
おすすめスコア:4.04(2026/01/15時点)
高校入学にも備えられる。元本割れの心配はない
アフラック生命保険が運営する「アフラックの夢みるこどもの学資保険」は、子どもの大学入学時以外に、高校入学のタイミングにも備えたい人であれば候補に入るでしょう。高校に入学する際も祝金が受け取れるほか、据え置きも選択できます。しかし、加入できるどの年齢でも男女ともに、返戻率は検証したサービスのなかでの平均より低め。返戻率は100%を超えているので、元本割れの心配はありません。なお、検証条件下では60歳男性は加入できず、孫の進学費用を準備したい人には不向きです。高校入学時にも祝金があるのは魅力ですが、返戻率の高さの評価では平均以下。返戻率の高さを最も重視したい人は、さまざまな学資保険と比較して検討するとよいでしょう。
おすすめスコア:4.04(2026/01/15時点)
小・中・高の入学に備えたい人に。祝金は据え置き制度もあり
日本生命保険が運営する「ニッセイ学資保険」は、小・中・高の入学タイミングに合わせて資金を準備したい人の検討候補になります。大学入学前の進学時にも「こども祝金」という形で、3回に分けて保険金の受け取りが可能。分割受け取りが不要な場合は、据え置き制度も使えます。一方で返戻率は、男女ともに加入できるすべての年齢で検証したサービスのなかでの平均よりやや低い結果でした。検証条件下では40歳男女、50歳・60歳の男性は加入できない点にも注意が必要です。返戻率が高いとはいえませんが100%以上なので、受け取る保険金が支払った保険料より減ることはありません。ただ、より受け取り額を増やせる選択肢もあるので、ほかの学資保険と見比べることをおすすめします。
おすすめスコア:3.88(2026/01/15時点)
祝金の受け取りタイミングが充実。返戻率は平均水準
富国生命保険が運営する「フコク生命の学資保険 みらいのつばさ」は、子どもの大学進学に備えつつ、それ以前の入園・入学時の負担も減らしたい人におすすめ。大学入学時のほかにも、幼稚園・保育園の入園時、小・中・高の入学時と、祝金として最大4回分割して保険金を受け取れます。祝金が必要ない場合は、据え置きも可能です。返戻率は、検証した商品のなかでは20歳・30歳男女の条件で試算するとやや平均以上でした。40歳以上の条件では、平均をやや下回ります。祝金が受け取れるタイミングが多いことに加え、据え置き制度もあるのはメリット。受け取りの選択肢が多い学資保険を選びたい人に向いているでしょう。
おすすめスコア:3.45(2026/01/15時点)
返戻率が低め。祝金の受け取り制度もない
住友生命保険が運営する「たのしみキャンバス」は、20~40代で加入する場合の返戻率が低め。保険料・返戻率は子どもの年齢・性別で決まる仕組みで、契約者の年齢・性別に左右されません。そのため検証条件下では、どの年代でも返戻率の平均より低い結果でした。大学入学時以外では祝金を受け取れず、祝金の充実度の評価では平均を下回りました。中学・高校入学時の負担も減らしたい人には不向きといえます。高めの年齢でも一定の返戻率で契約できることは魅力。孫の進学のために資金を備えたいと考えている人であれば、検討する価値はあるでしょう。
おすすめスコア:3.28(2026/01/15時点)
返戻率が全体的に平均より低め。分割受け取りもできない
第一生命保険が運営する「こども学資保険」は、自分に万が一のことがあったときの保障を手厚くしたい人なら検討候補に入るでしょう。契約者の保険料の払い込みが免除となる状態をプランによって選択可能。最大で死亡・身体障害状態だけでなく、一部のがん・急性心筋梗塞・脳卒中といった三大疾病にも保障を付帯できます。ただし、返戻率は男女ともにすべての年齢で、検証したサービスのなかでの平均を下回っていました。小・中・高の入学時に保険金を受け取れないのも惜しい点です。万が一に備えられますが、返戻率が低めかつ祝金を受け取れない点には懸念が残ります。自分のニーズと照らし合わせて、慎重に検討したほうがよいでしょう。
おすすめスコア:3.08(2026/01/15時点)
総じて返戻率が低め。年齢が高めだと元本割れのリスクも
日本郵便やゆうちょ銀行と並ぶ日本郵政グループの主要事業のひとつである、かんぽ生命保険が運営する「学資保険」は、どの年齢・性別でも返戻率が検証したなかでの平均より低かったのが難点。なかでも、60歳男性は返戻率が100%未満なので、受け取る保険金が支払う保険料よりも減る点に注意が必要です。一方、受け取り方法に柔軟性があるのはメリット。小・中・高の入学時に分割で受け取るプラン・大学入学時に一括で受け取るプラン・大学在学中に受け取るプランの3つから選択できます。とはいえ、全体的に返戻率が低めで、元本割れが発生する場合があることはネック。返戻率の高さ・受け取り方法の多さを両立した、ほかの学資保険とも見比べることをおすすめします。
監修者:松浦建二(CFP ®認定者・1級FP技能士)
ガイド:大島凱斗(元銀行員/マイベスト クレジットカード・ローン・証券・保険担当)
※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。
※ 本コンテンツは情報提供を目的としたものであり、特定の保険商品についての勧誘や契約の推奨を目的としたものではありません。弊社が内容について正確性を含め一切を保証するものではないため、個別商品については各保険会社にお問い合わせください。

