スティッククリーナー(スティック掃除機・縦型掃除機)はコードレスで軽量な設計が多く、ゴミが気になったときにサッと取り出して掃除ができる便利なアイテム。今や掃除機の定番タイプとして、ダイソン・アイリスオーヤマ・日立・パナソニック・マキタなどさまざまなメーカーから商品が販売されています。吸引力やバッテリーの持ち、ゴミの捨てやすさなどはモデルごとに異なり、価格帯もバラバラ。どの機能が本当に必要なのかわかりづらく、迷ってしまいますよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のスティッククリーナー73商品を集め、7個のポイントで比較して徹底検証。選び方とともに、おすすめのスティッククリーナーをランキング形式でご紹介します。ぜひ購入の際の参考にしてください。
ベストなスティッククリーナーを探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のスティッククリーナー73商品を集め、以下の7個のポイントで徹底検証しました。検証①:吸引力の高さ(フローリング)検証②:吸引力の高さ(カーペット)検証③:取り回しのよさ検証④:お手入れのしやすさ検証⑤:バッテリー持続時間の長さ検証⑥:使い勝手のよさ検証⑦:静かさ
おすすめスコア:4.59(2026/03/19時点)
最安価格:54,780円(2026/03/19時点)
軽量で吸引力もバッチリ。お手入れも簡単でストレスなし
日立グローバルライフソリューションズの「HITACHI かるパックスティック PKV-BK3P-C」は、同社の紙パック式スティッククリーナーのなかでも軽さに注力したモデル。大容量の紙パックで、ゴミ捨ては約2か月に1回に抑えられると謳っています。フローリングでの吸引力は高く、砂やペットの毛を模した羊毛フェルトをほぼ完璧に吸い取りました。カーペットでも約68%の砂を吸い込んだため、家中を効果的に掃除しやすいでしょう。ただ、軽いお菓子のクズを弾き飛ばしてしまった点はネックといえます。本体は1.09kgと非常に軽く、自走式パワーブラシを搭載しており取り回しが優秀。力に自信がない人でも軽やかに掃除がけできそうです。また、掃除後のブラシに毛絡みはみられず、紙パック式でゴミ捨ても簡単。さらに、バッテリーの持続時間は約36分なので、広めの部屋でも対応しやすいでしょう。取り回しやお手入れのストレスを減らしつつ、フローリングやカーペットのゴミをしっかり取り除きたい人におすすめ。迷ったらまず候補に入れたいスティッククリーナーです。
おすすめスコア:4.52(2026/03/19時点)
最安価格:49,772円(2026/03/19時点)
軽くてパワフルな紙パック式。若干の毛絡みと運転音はネック
パナソニックの「紙パック式コードレススティック掃除機 MC-PB61J」は、同社に多いダストステーションを備えたセパレートタイプではなく、本体に紙パックがついているタイプ。紙パックに触れずにゴミ捨てができる「ラクポイ構造」を採用しています。フローリングの吸引力は高く、部屋の中央・壁際・奥側のゴミを97%以上吸い取りました。ペットの毛を模した羊毛フェルトなどの大きなゴミはもちろん、細かな砂もしっかり吸引。カーペット上でも砂を約77%吸引できたことから、床の素材を問わずに安定した吸引力を発揮できるでしょう。本体は1.32kgと軽く、ヘッドには自走式パワーブラシを採用しているため、取り回しのよさも際立っています。ただし、自走式で軽いためかお菓子のクズは弾き飛ばしてしまいました。羊毛フェルトがブラシにやや絡んだものの、紙パック式であるため総じてお手入れは簡単です。充電スタンドがあり収納しやすく、利便性も高いといえるでしょう。一方、バッテリー持続時間は約23分なので、長時間の使用には少し物足りないかもしれません。また、運転音は約77.9dBと、静かとまではいえない結果でした。静音性を重視する人は注意が必要です。カーペットでも吸引力が高く、手軽に扱えるものを探している人にはおすすめ。ただし、複数の部屋を一気に掃除したい人はほかの商品も候補に入れて選んだほうがよいでしょう。
おすすめスコア:4.52(2026/03/19時点)
最安価格:59,980円(2026/03/19時点)
スリムで軽量なダイソン。パワフルでお手入れもしやすい
ダイソンの「PencilVac SV50 FF」は、直径約3.8cmの超細身なボディが特徴です。独自のヘッドでモップのように自由に動かして掃除ができる「SV50 FC」とは異なり、ヘッドは従来のスティッククリーナーと同じものを採用。そのぶん、本体重量が抑えられています。フローリングでの吸引力は申し分なく、部屋の中央・壁際・奥側のゴミをほとんど吸い取れました。カーペットでも吸引力があまり落ちず、砂の約62%をしっかりと吸引。細かなゴミを効果的に除去できました。本体は1.32kgと軽量であるため手元に負担がかかりにくく、軽やかに掃除がけしやすいことも魅力です。軽量ながらヘッドは重量があり安定しているため、軽いお菓子のクズもこぼさずに吸えました。スタンドに置くだけで充電できる使い勝手のよさや、毛が絡みづらいブラシも魅力で、日常的な掃除をスムーズに行いやすいでしょう。しかし、バッテリーの持続時間は約26分と、比較した商品内では少し短め。また、運転音は約74.8dBだったため、住環境や時間帯によっては少し気になるかもしれません。紙パックを使わないスティッククリーナーのなかでも、軽さ・吸引力・お手入れの3つを妥協せずに選びたい人におすすめの1台です。
おすすめスコア:4.5(2026/03/20時点)
最安価格:87,824円(2026/03/20時点)
静音性に優れた1台。ステーション搭載でゴミを捨てやすい
シャープの「RACTIVE Air ステーションタイプ コードレススティック掃除機 EC-XR2」は、運転音の小ささにこだわった同社の上位モデル。ステーションに戻すだけでゴミを集めてくれる、自動ゴミ収集機能付きです。フローリングでの吸引力が非常に高く、ペットの毛や細かい砂までしっかりと吸い取りました。軽いお菓子のゴミもまき散らさず吸引でき、フローリングを掃除する人にとって頼れる1台です。また、カーペットの繊維の奥に入り込んだ砂も全体の約60%を吸えており、床材を問わず使いやすいといえます。約30分の連続稼動が可能で、広範囲を一気に掃除できる点もメリット。また、ステーションに溜まったゴミを捨てるときは紙パックを捨てるだけよく、ゴミに触れる必要がないので衛生的です。一方、ヘッドに髪の毛が絡まりやすく、取り除く手間が発生した点はデメリットでした。謳い文句に違わず、運転音は約60.3dBと非常に静か。早朝や夜間でも音が気にならず、小さな子どもやペットがいる家庭でも使いやすいといえます。掃除機の音が気になる人は、ぜひ候補に加えてくださいね。
おすすめスコア:4.49(2026/03/20時点)
最安価格:64,835円(2026/03/20時点)
ダストステーション付きで毛絡みもなし。運転音は気になる
SharkNinjaの「Shark EVOPOWER SYSTEM FIT+ コードレススティッククリーナー LC150JBL」は、同社のNEOシリーズの大きなメリットである軽さはそのままに、センサーをはじめとする細かな機能を簡略化し低価格化を実現しました。フローリングでの吸引力は非常に高く、部屋の中央・奥のゴミを98%以上、壁際のゴミも91%以上吸引しました。カーペット上の砂も約67%吸引でき、軽いお菓子のクズも吸えたため、ペットの毛を模した羊毛フェルトや細かいゴミも効率よく掃除できるでしょう。お手入れのしやすさにも配慮されており、ヘッドは毛が絡まない設計であるうえ、ダストステーションによる自動ゴミ収集が可能です。充電残量が3段階で表示され、わかりやすいのもうれしいポイント。しかし、本体の重量は1.70kgと近年の軽量モデルに比べると重めの部類です。パワーブラシを搭載しているため、自走式の商品よりかはやや取り回しづらい印象があります。また、運転音は約75.4dBに達しました。夜間に掃除をする可能性がある人は注意が必要です。紙パックの購入費を抑えつつ、ゴミを捨てる頻度を減らしたい人にはおすすめの1台です。軽量モデルを探しているなら、ほかの商品も候補に入れるとよいでしょう。
おすすめスコア:4.49(2026/03/20時点)
最安価格:22,880円(2026/03/20時点)
軽量パワフルな紙パック式。稼動音はやや大きい
シロカの「siroca かるピカパワー SVSK371」は、スティックとハンディの2way仕様のスティッククリーナー。本体のパーツや形状を見直すことで、軽量なボディを実現したと謳っています。フローリング・カーペットともに高い吸引力が特徴で、壁際のゴミや繊維の奥に入り込んだゴミもしっかり吸い取る実力がありました。自走式パワーヘッドを採用しているうえ本体重量1.04kgと軽量な点や、紙パック式でゴミに触れずに捨てられる点も魅力。取り回しがよく、気づいたタイミングでサッと掃除ができるでしょう。一方で、稼動音は約76.9dBという結果に。掃除機としては標準的な音量ですが、静音性に優れているとはいえません。早朝や深夜の使用、小さな子どもがいる家庭では音が気になる可能性があります。また、スタンドは付属しているものの、自分でコードを挿して充電する必要がある点がネック。ブラシには羊毛フェルトが絡みましたが、髪の毛は絡まない結果でした。稼動音がやや大きいものの、フローリングやカーペットでの高い吸引力を求める人におすすめ。軽量で取り回しがよく、紙パック式で衛生的にゴミを捨てられるため、長時間の掃除でも疲れにくいものがほしい人に適しています。
おすすめスコア:4.48(2026/03/20時点)
最安価格:71,197円(2026/03/20時点)
スリムヘッドで壁際まで吸引。1.43kgの軽量設計で疲れにくい
ダイソンの「Micro Plus SV33 FF PL」は、同社のスティッククリーナーのなかでも軽さを重視したモデル。ゴミを照らす緑色のLEDライトを搭載しているほか、置くだけで充電できるスタンドが付属しています。フローリングでの吸引力が優秀で、スリムなヘッドが壁際にフィットし、隅のゴミもしっかり吸い取る実力がありました。本体重量1.52kgと軽量で取り回しがよいのも魅力。ワンタッチでゴミをこそぎ落としながら捨てられるスクレイパー付きで、ゴミに触れずに済む点もメリットです。ブラシに毛が絡まなかったので、サイクロン式のなかではお手入れがしやすい1台といえるでしょう。一方で、稼動音が約78.4dBと大きめなのはネック。夜間に掃除がしたい人にはやや不向きな結果でした。手軽に掃除をしたい人や、フローリングでの高い吸引力を求める人におすすめ。軽量で取り回しがよく、お手入れも簡単であるため、日常的にストレスなく使い続けられる商品がほしい人に適しています。
おすすめスコア:4.46(2026/03/20時点)
最安価格:68,400円(2026/03/20時点)
軽量な自走式で操作性よし。サイクロン式でお手入れは手間
日立グローバルライフソリューションズの「HITACHI ラクかるスティック PV-BL3M-C」は、同社のラインナップのなかでも軽さに注力したモデル。本体のデザインが一新され、着脱式のバッテリーを搭載。ヘッドにはゴミを見やすくするための緑色LED「ゴミくっきりライト」がついています。環境に配慮し、再生プラスチックを使用されていることも特徴です。フローリングでの吸引力が高く、砂やペットの毛を模した羊毛フェルトをほぼ完璧に吸い取りました。中央・壁際・奥側にある砂をまんべんなく吸引し、カーペット上の砂も約74%吸い取るほどの実力を発揮。部屋の床材を問わずきれいにできそうです。本体は1.12kgと軽く、自走式パワーブラシを採用しているため取り回しも良好でした。しかし、軽量であるぶん軽いお菓子のクズを弾き飛ばしてしまったのはネック。また、スタンドは付属するものの充電時にコードを挿す必要があるため、人によっては面倒に感じる可能性があるでしょう。ブラシは毛が絡みづらいことを謳っていますが、検証の結果羊毛フェルトが絡みました。ペットを飼っている人の場合、定期的なチェックが必要そうです。軽さや取り回しのよさを重視する人なら候補に入れるべき1台。お手入れの手間をできるだけ減らしたいなら、ほかの商品もあわせて検討するとよいでしょう。
おすすめスコア:4.46(2026/03/20時点)
最安価格:61,479円(2026/03/20時点)
ゴミ自動収集でお手入れが楽。重いが吸引力は良好
東芝ライフスタイルの「トルネオ コードレスクリーナー VC-CLZ74DS(K)」は、圧倒的な吸引力×自動お手入れをアピールするスティッククリーナー。ダストステーションを搭載しており、ゴミ捨てが約3か月不要と謳っています。フローリングでの吸引力が高く、壁際の砂やペットの毛もしっかり吸い取る実力がありました。カーペットの奥に入り込んだ砂も十分に吸い取れるレベルです。本体重量は2.27kgと重たいものの、自走式パワーヘッドを搭載しているためスムーズに動かせます。ダストステーションでゴミを圧縮・収集する紙パック式を採用しており、ゴミに触れずに捨てられる点も魅力です。長時間の連続稼動が可能で、広い部屋も一度に掃除できるでしょう。一方で、羊毛フェルトを吸引した際に毛玉がブラシに引っかかり、外す手間が少しかかった点には注意が必要です。とはいえ、髪の毛は絡まずスムーズに清掃できました。なお、稼動音は約69.3dBと比較的静かで、テレビの音を妨げるほどではありません。本体が重いものの、フローリングやカーペットでの高い吸引力と手入れのしやすさを求める人におすすめ。ダストステーションで衛生的にゴミを処理できるため、ペットを飼っている人や、広い部屋をまとめて掃除したい人に適しています。
おすすめスコア:4.45(2026/03/19時点)
最安価格:60,570円(2026/03/19時点)
パワフルで操作も軽快。音の大きさとお手入れの手間に注意
日立グローバルライフソリューションズの「HITACHI パワかるスティック PV-BL50M-C」は、同社のラインナップのなかでもパワー重視のモデル。前後左右からゴミを吸い込む4方向吸引機構を採用し、ヘッドにはゴミを見やすくする緑色LEDを搭載しています。さらにAR機能を搭載しており、スマホを取りつけて掃除の軌跡を確認可能です。フローリングでの吸引力は申し分なく、ペットの毛を模した羊毛フェルトもまんべんなく吸引。細かな砂もほとんど残らない結果でした。カーペット上でも吸引力の高さは変わらず、しっかり吸い取れたため、床材の種類を問いません。本体は1.44kgと軽いため長時間使用しても疲れにくく、取り回しに優れています。ヘッドは自走式パワーブラシで動かしやすく、操作も簡単です。運転音は約76.8dBと大きいため、夜間の使用にはあまり向きません。また、お手入れの際にはフィルターを水洗いできますが、数が3つとやや多いことがネック。掃除後のブラシには毛絡みも若干見受けられたため、取り除く手間がかかります。とはいえ、操作性や取り回しがよいため、手軽に使いたい人にも満足のいく選択肢といえるでしょう。ペットの毛や微細なゴミをしっかり吸引したい人にもおすすめですが、手入れに多少の手間がかかる点には注意が必要です。
監修者:石井和美(家電プロレビュアー)
ガイド:田丸大暉(Hiroki Tamaru)(家電製品アドバイザー・家電製品エンジニア・元家電メーカー販売員/マイベスト 白物家電担当)
※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。

