子どもの進学費用をサポートする「教育ローン」。学資ローンとも呼ばれ、高額な教育費用だけでなく社会人の自己啓発にも利用可能です。しかし、みずほ銀行などのメガバンクや横浜銀行などの地方銀行のほかにも、イオン銀行やJA、オリコといった多くの金融機関が扱っており「低金利なのはどこ?」「奨学金や国の教育ローンとの違いは?」など、疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
今回は、人気の教育ローン18商品を、3個のポイントで比較して徹底検証。選び方とともに、おすすめの教育ローンをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストな教育ローンは「手軽に申し込みができ、十分な資金を借りられて返済負担が少なく、どこでも借入ができる商品」。審査はある?必ず借りられる?返済は大変?などの利用時の疑問にも答えているので、ぜひ利用の際の参考にしてください。
マイベストではベストな教育ローンを「手軽に申し込みができ、十分な資金を借りられて返済負担が少なく、どこでも借入ができる商品」と定義。そんなベストな教育ローンを探すために、人気の教育ローン18商品を集め、以下の3つのポイントから徹底検証しました。検証①:金利の低さ検証②:契約・利用時の利便性検証③:返済のしやすさ
おすすめスコア:4.63(2026/02/10時点)
医学系以外でも高額借入が可能!関東在住なら候補に
千葉銀行のスーパー教育ローンは、進学先を問わず高額な借入をしたい人におすすめです。利用条件は、千葉県・東京都・茨城県・埼玉県・神奈川県内の教育機関に子どもが通っている・または住んでいる保護者であること。金利は窓口での契約では年2.90%の変動金利で、Webで契約すると年2.80%で借入できます。これは、今回検証した教育ローンの上限金利の平均である年3.628%を大きく下回る結果でした。また、同銀行の住宅ローンを利用している場合は金利が年2.60%になるため、すでに千葉銀行で住宅ローンを利用している人には特におすすめです。特徴は借入限度額が3,000万円と高いことで、医学部だけでなく、私立中学・高校や海外留学など対象が限定されていないのも魅力。あらゆる教育資金に利用可能とうたっています。借入の際には、一括借入タイプのみ子どもの卒業まで元金の据え置き期間が設定できます。また、繰上返済手数料はインターネットからなら何度でも無料であるため、好きなタイミングで繰上返済をして総返済額を下げることも可能です。そのため、返済の利便性も高いといえるでしょう。千葉銀行の教育ローンは、高額借入が学部を問わず利用できる点が非常に特徴的です。留学や私立の中学校・高等学校などに進学する学生の子どもがいて、高額の借入が必要な人は検討してみましょう。
おすすめスコア:4.5(2026/02/10時点)
低金利で一括借り入れがしたい人に!最低金利が狙える
きらぼし銀行 Web完結型 教育ローンは、一括借入タイプで最も低金利な銀行を選びたい人におすすめです。申し込み条件は、きらぼし銀行の営業地域内に住んでいる、または勤めていることです。営業地域は主に東京都・神奈川県で、埼玉県・千葉県も一部含みます。きらぼし銀行では、一括借入タイプとカードローンタイプの両方を取り扱っており、金利タイプはどちらも変動金利です。そのうち一括借入タイプの金利は年2.45%で、今回検証した教育ローンの上限金利のなかでは最低金利でした。一方、カードローンタイプの上限金利は年6.15%で最も高い結果に。上限金利が適用されるリスクを考慮すると、カードローンタイプはあまりおすすめできません。契約はWeb上で完結し、必要書類の提出も郵送で対応可能なため来店が不要です。資金使途も一括借入タイプなら学納金から下宿の家賃など幅広く利用できます。返済ペースは家計の状況に応じて柔軟に変えられます。借入時には一括借入タイプのみ元金の据置期間を設定でき、元金の返済を子どもの卒業まで遅らせることが可能です。さらに、インターネットバンキングを利用すれば一部繰上返済手数料が無料になり、好きなタイミングで繰上返済できます。きらぼし銀行の教育ローンは、一括借入タイプなら今回検証した教育ローンのなかでは上限金利が最も低金利です。契約や返済にあたっても便利な制度が充実しているので、一括借入タイプを利用するならぜひ検討しましょう。
おすすめスコア:4.47(2026/02/10時点)
低金利で返済も手軽。都心在住の人におすすめの教育ローン
横浜銀行教育ローンは、低金利で借入でき、少ない負担で返済できるため、首都圏に住む人におすすめです。この教育ローンでは、一括借入タイプ、カードローンタイプの両方が低金利でした。それに加えて、コンビニATMでの返済手数料が無料で、いつでも借り入れや返済の手続きができます。利用可能なエリアは東京都、神奈川県、群馬県の一部です。金利タイプは一括借入タイプとカードローンタイプともに変動金利です。金利は一括借入タイプ・カードローンタイプどちらも年0.90~3.550%で、上限金利は比較的低めでした。下限金利がほかの教育ローンと比べて低く設定されているため、審査によっては最も低金利となりえます。契約はWeb上で完結できるほか、カードローンタイプではコンビニATM手数料がかからないため負担なく借入ができます。また、繰上返済の手数料はインターネットバンキングを利用すれば無料になります。カードローンタイプなら在学中は元金据置も可能なので、柔軟な返済を行いやすいといえます。横浜銀行の教育ローンは上限金利が他行と比べて低めで設定されており、借入や返済の際の手間も少ないため総合的に利用しやすい教育ローンといえます。東京都、神奈川県に住む学生の子どもを持つ親にとっては魅力的な教育ローンだと言えるでしょう。
おすすめスコア:4.45(2026/02/10時点)
京都・大阪地域で申し込める。年1.0%以上の金利引き下げも
京都銀行の京銀教育ローンは、京都・大阪近辺に住む方で一括借入タイプを選ぶ人におすすめです。京都銀行の普通預金口座を持っていない場合、借入できる地域は京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県に限られます。金利は変動金利・固定金利があり、変動金利の上限金利は年4.075%です。子どもが22歳以下の場合は年3.075%に引き下がり、今回検証した上限金利の平均である年3.628%を下回る値に。さらに、借入額が100万円以上であれば金利は年1.975%まで引き下がります。契約には、京都銀行の普通預金口座を持っていることが必要です。口座開設には来店が必要なので注意しましょう。口座がある人は、書類のみの郵送で来店せずに契約可能。借入金は京都銀行の口座に振り込まれ、そのまま教育機関へ振り込めます。また、返済ペースは家計の状況に合わせて柔軟な調整が可能です。元金の返済を最長5年間据え置け、子どもの在学中は毎月の返済額を抑えられます。また、インターネットバンキングを利用すれば繰上返済手数料が無料になり、ボーナス月の増額返済も可能です。一方で、一括借入タイプのみ扱っているため定期的な借入には向いていません。とはいえ引き下げ後の低金利は非常に魅力的であるため、京都・大阪近辺に住む方におすすめの教育ローンだと言えるでしょう。
おすすめスコア:4.45(2026/02/10時点)
九州に住む人におすすめ。Web契約なら低金利で利用可
福岡銀行 教育ローンは、福岡銀行を利用できるエリアに住む人におすすめです。金利引き下げ条件を活用することで、メガバンクやネット銀行など全国展開する銀行よりも低い金利を狙えます。Webで全国どこでも申し込み可能ですが、支店があるのは福岡県近辺のみです。借入タイプはカードローンタイプと一括借入タイプを選ぶことができ、金利はどちらも変動金利です。カードローンタイプの金利はWeb契約なら年3.000%で借入できます。これは今回検証した教育ローンの平均である年3.822%より低い結果でした。一方で一括借入タイプもWeb契約で年3.000%と、カードローンタイプと変わらない結果となりました。返済の面では、家計状況に応じて返済額を柔軟に調節できます。繰上返済はインターネットバンキングを利用すれば手数料無料になるため、好きなタイミングで何度でも行えます。また、子どもの卒業まで元金を据え置くことも可能です。福岡銀行の教育ローンの金利は、今回検証したなかでは九州地域から申し込める銀行で最も低い金利でした。特に支店が多い福岡県近辺に住む人は、利用を検討するのがおすすめです。
おすすめスコア:4.32(2026/02/10時点)
カードローンタイプで低金利を選ぶなら。医学部生にもおすすめ
常陽銀行の常陽教育ローン学援生活は、カードローンタイプで特に低金利の銀行を探している人や、医学系進学を目指す人におすすめの商品です。医学部・歯学部・薬学部へ進学する人は、3,000万円まで借り入れが可能なのがポイントです。申し込み条件は、子どもが茨城県内の教育機関に入学・在学していること、または東京都・茨城県・千葉県・埼玉県・栃木県・福島県および群馬県の一部、宮城県の一部に住んでいることです。Web申し込みで上限金利が年3.20%に引き下げられるため、ほかの教育ローンの上限金利と比較しても低金利です。Web契約する人なら適用されるため、どんな人でも常陽銀行の教育ローンは低金利で利用できるといえるでしょう。また、Web完結での申し込みが可能で、店頭に出向く必要がないため手続きが簡単にすみます。ただし、カードローンタイプはコンビニATM手数料がかかるため、できるだけまとめて借りるなどの工夫をしましょう。さらに、元金据え置きや一部繰上返済手数料無料など、返済方法の選択肢が豊富にあります。そのため、収入状況に合わせた返済計画が立てやすくなっています。上限金利が低いため、対応エリアに住んでおり確実に低金利なカードローンタイプを選びたい人におすすめです。さらに医学部生なら借入額の増額もできるので、医学部生の保護者の人も検討してみるとよいでしょう。
おすすめスコア:4.18(2026/02/10時点)
低金利な固定金利の教育ローン。安定した返済ができる
中央労働金庫の教育ローンは、固定金利の教育ローンを申し込みたい人におすすめです。生協会員や団体の組合員でなくても、対応エリアに住む勤労者であれば申し込むことができます。金利は今回検証した固定金利タイプの教育ローンの中では最も低い年3.80%です。固定金利タイプながら変動金利タイプの教育ローンの平均である年3.628%に近い水準で将来の金利上昇のリスクを無くせるのはメリットといえます。申し込み時には、団体会員の組合員以外は来店が必要なことに注意しましょう。また、団体会員や生協会員ではない一般の勤労者は一括借入型の固定金利タイプしか選べません。そのため、基本的に資金をまとめて借りる人におすすめです。一括借入タイプなら元金の据置が可能で元金の支払いに余裕が持てます。さらに、全額繰上返済・一部繰上返済の手数料はいずれも無料で、家計状況に合わせて返済ペースを変更可能です。総合的に見ると、柔軟な返済条件を備えた低金利な固定金利の教育ローンです。返済時の金利上昇リスクを抑えて安定した返済計画を立てたい人におすすめできます。ただし、一般の勤労者は一括借入タイプしか選べないことに注意が必要です。
おすすめスコア:4.1(2026/02/10時点)
支払い後に借りたくなったときの選択肢。金利は高め
みずほ銀行教育ローンは、融資が支払いのタイミングに間に合わないときの選択肢としておすすめです。利用可能なエリアに制限はなく来店不要で契約できるため、全国どの地域でも利用できる教育ローンといえるでしょう。金利は変動金利と固定金利を選べますが、それぞれ年3.875%、年5.850%と平均より高めの設定になっています。借入可能額の上限も300万円と、今回検証した銀行のなかではやや低めです。また、借入タイプは一括借入タイプしか選べないことに注意しましょう。契約・利用時の利便性に不満はありません。郵送のみで手続きができ、1か月以内なら支払い済みの教育費もローンの対象となります。借入の際には、卒業後も1年間元金据置き期間を設定することが可能です。また、ボーナス月の返済額増額にも対応しています。総合的に見ると金利が平均より高めですが、支払い済みの教育費にも適用できる柔軟性があります。融資が間に合わないときの選択肢になるでしょう。
おすすめスコア:4.08(2026/02/10時点)
関西在住で低金利を狙う人におすすめ。ただし契約に来店が必要
関西みらい教育ローンは、関西在住でカードローンタイプを申し込みたい人や関西みらい銀行の住宅ローンを利用している人におすすめです。申し込み条件は大阪、兵庫、奈良、京都などの関西みらい銀行の営業エリア内に住んでいる、または勤めている人です。この教育ローンではカードローンタイプと一括借入タイプの両方に申し込めます。カードローンタイプの金利は変動金利で上限金利が年3.200%で、検証したなかでは平均より低めの金利設定です。さらに、関西みらい銀行の住宅ローンを利用中なら年2.200%へ引き下げられます。申し込みはWebで可能ですが、最終的な契約には来店が必要になるため、平日に銀行へ行く時間が取れない人は不便に感じるでしょう。元金の据え置きは可能で、学校の卒業までは元金の支払いまでに余裕を持てます。さらに、インターネットバンキングを利用すれば繰上返済も無料になるため、返済の利便性も高いといえるでしょう。関西みらい教育ローンは金利が低めで、関西に住む人でカードローンタイプを利用する人におすすめできます。さらに住宅ローンを契約済みなら年2.200%まで引き下げ可能。ただし、契約時には来店が必要なことに注意です。
おすすめスコア:4.04(2026/02/10時点)
繰り返し利用すれば低金利に。しかし一括借入タイプでやや不便
朝日信用金庫の朝日教育ローンは、授業料などで定期的に借り入れをする人に向いている教育ローン。利用条件は、東京都、埼玉県、千葉県の朝日信用金庫の営業エリアに住んでいる・勤めている人です。金利は年3.050%で、今回検証した商品の平均3.628%より低い結果でした。さらに、金利の引き下げ条件を満たせば最大年0.80%下がります。引き下げ条件のなかには複数回の契約時に適用されるものも。基本的に、一括借入タイプは定期的な支払い向きではありませんが、複数回の契約を苦に感じないならこの教育ローンの引き下げ条件を狙うのも一つの手です。条件を公式サイトで確認してみましょう。契約はWeb上で行え、来店が不要です。さらに、借入金は学納金以外の教育費としての利用も認められており、下宿先の家賃や交通費など幅広い対象に使えます。また、元金の据置も可能です。ただし、一括借入タイプのため、決まった支払い以外の分まで借りてしまうと余分な利息が発生してしまいます。朝日教育ローンは、条件を満たせば金利を低く抑えられる点が大きなメリットです。一括借入タイプのため複数回の利用にはその都度申し込みが必要になりますが、繰り返し利用することで金利が引き下げられ、将来の利息負担を軽減できる可能性があります。
監修者:新井智美(1級FP技能士・住宅ローンアドバイザー)
ガイド:大島凱斗(元銀行員/マイベスト クレジットカード・ローン・証券・保険担当)
※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。

