Gumi Cryptos Capitalのマネージングパートナーである松村壮一郎氏によれば、暗号資産業界の「ワイルドウェスト時代」は終焉を迎えた。制度基盤が整いつつある中で、業界は中核となる戦いに勝利したとの見方を示した。
松村氏は、現在の弱気相場を歓迎する一方で、過去のサイクルとは異なる行動が評価されると警告した。ミームコインの手法を繰り返す開発者は、新たな資本と厳格な規制が到来する中で取り残されるという見解。
松村氏は、NBXワルシャワ・カンファレンスでBeInCryptoのインタビューに応じ、暗号資産業界はすでに構造的な勝利を収めたとの見解を示した。
同氏はその勝利を3つに分解し、暗号資産の各セクターを既存金融の役割に重ねて説明した。
リテールバンクの役割は、複数のチェーンが分担する公算が大きく、Baseやソラナがその層を競っている状況。
規制の到来は、同氏にとって業界がゴールラインを越えた証拠である。次の課題は、暗号資産を1000倍に拡大することであり、定義を再構築することではないと指摘した。
松村氏は、自身を「純粋な蓄積型」と表現し、値下がりも歓迎していると述べた。ただし、次の上昇局面では過去の戦略が通用しないと警鐘を鳴らす。
同氏は、ミームコインによる投機で巨額を得る道について率直な見方を示した。
弱気相場の最も困難な時期に報われるのは、確信のあるビルダーであると強調した。新規参入者や厳しい規制によって、今サイクルの勝ち筋も様変わりするとみている。
その一方で、松村氏はラテンアメリカやナイジェリアなど成長著しい新興国を暗号資産の次のフロンティアと指摘。生成AIツールを使い、バーンレートを抑える単独創業者も注目している。
今サイクルで求める創業者の資質としては、勇気、好奇心、信念を挙げた。基盤の再構築よりも、アプリケーション層での開発が優先されるべきだと付け加えた。


