イーサリアム(ETH)の価格は、日足上昇チャネルの中央値を割り込んだ。数週間にわたるボラティリティ収縮の後であり、2,264ドルのサポートを維持できなければ2,070ドル付近まで下落する可能性がある。
時価総額2位の暗号資産であるイーサリアムは、本稿執筆時点で2,291ドル付近で推移し、過去24時間で約0.93%下落している。一方、ETH/BTCは12時間足チャートの上昇チャネルから崩れ、直近のサポート割れを明確にリテストした後、0.028BTCを目指す展開。
ETH/USDTの日足チャートは、2月6日から始まった上昇パラレルチャネルを描いている。価格は上限・下限バンドにきれいに反応し、とりわけチャネル中央線(中央値)は、上昇局面で何度もサポートとレジスタンスが入れ替わった。
現在、この中央値を下回った。終値で割り込んだ場合、同チャネルは下限バンド付近の2,070ドルまでの下落を示唆している。さらに下では、2,001.70ドルと1,920ドルに水平サポートが控える。いずれも2月と3月に試された水準。
上方向では2,370ドルが複数回にわたり価格上昇を阻み、持続的に奪還できなければ弱気構造が否定されない。4月時点の過去予測でも、このバンドが転換点と指摘されていた。
RSIは50少し上で推移し、中立的で明確な方向感は示していない。一方でBBWPによるボラティリティ指標は、極端に低い青棒が3本連続で表示されており、日次の出来高も減少傾向にある。このような局面では、歴史的に大きな値動きが発生しやすい。
日足が依然として複数カ月の構造内にある一方、ETH/USDTの4時間足チャートではすでに下方向への動きが鮮明だ。価格は短期的な上昇トレンドラインを下抜けし、現在は0.382フィボナッチリトレースメントの2,264ドルを試している。
この水準を維持できなければ、次の高確率サポートは「ゴールデンポケット」直上の2,114ドル付近となる。BBWPボラティリティ指標は極めて高い(赤色)値を示しており、日足の圧縮とは対照的に短期資金がすでに活発化していることを確認できる。
4時間足RSIは弱気領域に入り、トレンドライン割れ時に短期出来高も増加した。これは典型的な「売り手優勢の即時トレンド」確認パターンとなる。
ビットコインに対する相対的な弱さが弱気シナリオを強めている。アナリストのマイケル・ファン・デ・ポッペ氏は、上方向を再び目指すなら0.032BTCの回復が条件であり、長期ポジションの重要サポートとして0.026BTCを重視していると指摘した。
同氏はまた、前回サイクルのETHボトムが2025年4月に記録されており、0.026BTC付近が機関投資家および長期積み増しの注目エリアになるとの見解を示した。
ETH/BTC12時間足チャートでも同様の弱さが進行している。2月から3月、4月の大半にわたり、確立された上昇パラレルチャネル内で推移していたが、4月23日に下限バンドを下抜けた。現在は、下方向からの典型的なリテスト後に続落している。
チャネル高をブレイクダウン地点に当てはめると、0.028BTCがターゲットとなる。これはファン・デ・ポッペ氏が指摘した弱気シナリオ全体と一致する。
相対力指数(RSI)は弱気なシグナルを示している。一方、ブレイク直後にボラティリティが急激に縮小した。この組み合わせは、歴史的に反転ではなく下落の継続につながりやすい傾向。ペアは次の下落局面に向けてエネルギーを溜めている可能性。
今後48~72時間が、イーサリアムがデイリーチャネルを維持できるか、スプリング(春)の安値水準まで下落するかの分岐点となる見通し。上方のターゲットを注視するトレーダーは、この防衛が継続することを求めている。

